おみそです。
ここのところアメリカを代表するピックアップトラックを立て続けにご紹介しております。
フォード、RAM、シボレー…ときたら「GMC」は外せないでしょう。
アメ車好き、ピックアップトラック好きのみなさん、お待たせしました!あのゼネラルモータズ(GM)が送るトラックブランド「GMC」から2019「シエラ1500」のご紹介です。
GMC「シエラ」ってどんな車?

写真:GMC
GMC「シエラ1500」とはアメリカの大手自動車メーカー「ゼネラルモーターズ(GM)」のブランド「GMC」のフルサイズピックアップトラックです。
別記事で紹介しているシボレー「シルバラード」とは車台を共有する姉妹車となります。
シルバラードにも負けないくらい迫力ある大きなフロントグリルと、アメ車らしさを感じる赤文字の「GMC」のブランドロゴ。アメリカではフォードやシボレーほどではありませんが、商用・乗用ともにピックアップトラック市場を賑わせてくれています。
初代GMC「シエラ」は1998年にリリースと歴史はそう古くはありませんが、モデルチェンジをするなかで確実に進化を遂げています。
2019年モデルでも次世代ピックアップとでも言うべき素晴らしい機能が揃っており、これからのアメリカトラック業界を盛り上げてくれる存在であることに間違いはないでしょう。
さっそく中身を見ていきましょう!
基本スペック

写真:GMC
GMC「シエラ1500」の基本スペックは以下の通り。
グレード
グレード(トリム)は全部で6つです。
「シエラ(ベース)」「SLE」「エレベーション」「SLT」「AT4」「デナリ」です。
最上級グレードである「デナリ」は機能・能力はもちろんのこと、内装にウッドパネルをあしらうなどその室内空間は高級感溢れる仕上がりになっていますし、オフロード特化の「AT4」はモノチューブショックアブソーバーやロッキングリアディファレンシャルなどを装備し、悪路走破性能を格段に向上させています。
本国ではこれらのグレードにオプションやパッケージなどを組み合わせることで、それぞれのニーズに応じた一台をオーダーすることが可能になっています。
寸法

写真:GMC
ここでは「エレベーション」、ダブルキャブ、荷台はスタンダードにしたときの数値です。
・全長 … 5886mm
・全幅 … 2063mm
・全高 … 1921mm
・ホイールベース … 3745mm
パワートレイン
GMC2019「シエラ1500」のエンジンは6つの中からのチョイスになります。

写真:GMC
・4.3ℓ エコテック3 V6エンジン
・2.7ℓ ターボエンジン
・5.3ℓ エコテック3 V8エンジン
・DFM搭載5.3ℓ エコテック3 V8エンジン
・6.2ℓ エコテック3 V8エンジン
・3.0ℓ デュラマックス ターボディーゼルエンジン
それぞれに6速AT、8速AT、10速ATを組み合わせることでそのモデルに合ったパワーとトルクを生み出し、同時に燃費性能も考慮されています。
こうしたパワートレインを選択できることも魅力のひとつですね。
機能
2019年モデルとなると、今までの「トラック」というイメージでは考えもつかなかった最先端技術を随所に見ることができます。
後にご紹介する「マルチテールゲート」の他にもナビシステムとスマートフォンの連携や、ワイヤレス充電パッド、フロントガラスにドライブ情報を映し出す多色ヘッドアップディスプレイの搭載など、ピックアップトラックもついにここまできたか!と思うほど、高性能な装備・技術が揃っています。

写真:GMC
オフロード走行の場合もサラウンドビューモニターを駆使し、さまざまな角度から自身の車体の周辺状況を確認することができるため、路面やコースの状況が手に取るようにわかります。

写真:GMC
最新のテクノロジーを駆使したオフロード走行も楽しそうですね。
世界初!6機能「マルチプロテールゲート」とは?
2019年モデルのシエラの注目の機能はテールゲートです。
世界初となる荷台のテールゲートが6つの開き方をする「マルチプロテールゲート」は、荷台を活用する機会の多いアメリカのユーザーにとっては画期的で素晴らしいものであり、GMC「シエラ」の最大のセールスポイントにもなるのではないでしょうか。
下記の動画を見るとわかるとおり、荷台の使い方に応じて開け方を変え、その役目を最大限に発揮できるものとなっています。
見た目も「世界初」ということだけあって、ただの荷台なのにインパクトがありますよね。
「SLE」「エレベーション」以外のトリムに標準装備されています。
おわりに

写真:GMC
このようにGMC「シエラ1500」には見所がたくさんあり、それぞれの機能や装備がユーザビリティを考えて作られており、「アメリカの自動車メーカーも企業努力をしているんだなぁ。」と感じてしまいました。
日本で購入するとなると並行輸入車となり価格は500万円~800万円ほどすると思いますが、最新技術の詰まったアメリカンピックアップトラックを自由に乗り回すことができるなら、それ以上の価値は必ずあるはずです。

写真:GMC
日本では「GMC」のロゴが入った車をみかけることは少なく、バンデューラに代表されるバンのイメージが強いですが、GMCのピックアップトラックを日本で乗れば注目の的間違いなしでしょう。
ぼくも注目されてぇなぁ…。
ってことで、次回も素敵なアメ車をご紹介しますね!
では。