現役介護福祉士がアベノマスクを現場で使ってみた!着け心地や気になることを徹底レビュー!

介護

おみそです。

 

新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません…。今や日本全体の感染者数は1万人を超える勢いとなっています(クルーズ船乗船者除く)。ぼくが住む千葉県君津市のおとなり、木更津市でも新たな感染者が確認され、いつどこで誰がかかっておかしくない状況が続いています。

 

そんな中、政府が約466億円をかけて全世帯に配布する布製マスク「アベノマスク」が話題になっています。

 

ぼくは田舎の介護施設で働く現役の介護福祉士ですが、ついにその「アベノマスク」が職場に届き、職員1人あたり1枚が支給されました。さっそく今日の仕事で着用してみたのですが、着け心地や問題点など色々思うことがあったので「アベノマスクレビュー」を書いておきます。

 

466億円の税金がつぎ込まれた「アベノマスク」がついに届いた!

先日の記事でも書いたとおり、感染の波はすぐそこまで迫っているのですが、都内の人たちと比べると田舎の人はやはり危機感が薄いようです。街の飲食店やフィットネスジムなどはまだまだやっているところもありますし、ぼくが働く介護施設も職員休憩室の閉鎖くらいだったのがやっと本格的な施設内のゾーニング(感染防止のための区域分け)を始めました。

未曾有のコロナショックに備えよ!これからは個人の「生きる力」が試される時代。

 

そして昨日、ついに噂の「アベノマスク」が職員一人ひとりに配布されました。

 

職場に配布されたアベノマスク

 

日本の全世帯に2枚ずつ配るというアベノマスク、都内のいくつかの地域には配布が始まっているようですが我が家にはまだ届いてないので病院や医療・介護施設を優先的に配布したようです。しかしその費用が約466億円…。そりゃ全世帯に配るとなるとそれくらいのお金が必要なのかもしれませんが、ひと世帯にマスクが2枚配られてきたイメージと金額そのもののイメージにギャップがありすぎて正直引いてしまいます。

 

「アベノマスク」の着け心地や気になることなど。

そんな大金がつぎ込まれているアベノマスクですが、うちの介護施設では現在在庫で抱えているサージカルマスクの残りが少なくなってきたため、在庫消費を抑える目的でこのアベノマスクの使用を指示されました。(今まではひとり一日一枚の使用制限があった。)

 

さっそく今日の現場で使用してみたのですが、配布前から色々指摘されていた通りさまざまな問題点が出てきました。

 

サイズが小さい

これは安倍首相が小さな布マスクを着けはじめたころから言われていたことですが、とにかくサイズが小さいです。いま主流の市販のマスクを着け慣れた人にとってはちょっと違和感を感じるかもしれません。もちろん人それぞれ顔の大きさや輪郭に差がありますので、着け心地も人それぞれでしょうけど、あごが出てしまったり鼻が出てしまったりするかもしれません。

 

今日、仕事場で一日中着けていましたが、利用者や同僚としゃべっていたり動いているとだんだんズレてきて鼻が出てしまいました。その度に着け直したりするのでどうしても顔周辺に手を持っていくことが多くなってしまいます。コロナウイルスは「顔を手で触ること」で感染するリスクが高まるという情報もありますから、本来であればなるべくズレないマスクのほうが感染リスクは低くなります。

 

アベノマスクを着けたイメージはあれです、小学校の給食当番のときのマスクみたいな…。

 

布という素材

ご存知の通り、アベノマスクは布、ガーゼでできています。ですので一般的な不織布マスクと比べると繊維同士の隙間が大きく、コロナウイルス自体も簡単に通り抜けることができてしまいます。不織布マスクでさえもコロナウイルスは通り抜けるのでマスク自体があまり意味ないのですが、マナーやエチケットという観点からもなくてはならないものですし、飛沫や唾が飛ぶのを防ぐ役割はあります。

 

アベノマスクの構造

一応、四重構造になっています。

 

布マスクも「感染しないため」ではなく、「感染させないため」「自分からの飛沫を飛ばさないため」という意味ではつけないよりつけたほうがいいのです。

 

でもやっぱり不織布とかのほうが安心感があるよなぁ…。

 

かっこ悪い

サイズが小さいからかもしれませんが、とにかくかっこ悪いです。小学校の給食当番です。

 

「こんな時にカッコ良さなんて求めるなよ!」との声もありそうですが、イマドキのマスクはデザイン性や着けたときの見た目まで考えられていたことから思うと、このアベノマスクは着けるのに抵抗を感じてしまいます。色んなカラーのマスクがあったり、個性が表れる自作のマスクがあったり…。同じ布マスクをつけるなら自分で作ったマスクのほうが良いと感じるかもしれません。

 

衛生面でも心配

政府はアベノマスクの洗い方も公開しているようです。(以下の動画)

 

映像:metichannel

 

↓動画の洗い方の内容を簡単に書き出しておきます。

 

・必要なものを準備する。(衣料用洗剤・塩素系漂白剤・タオル・桶・ゴム手袋・洗濯ばさみ)

・水と洗剤を入れた桶にマスクを浸して10分待つ。

・10分経ったら桶の中でマスクを押し洗いする。(もみ洗いは繊維をいためるのでNG)

・水道水でマスクをすすいで水気を切る。

・汚れが気になる場合は塩素系漂白剤を使って上記の工程を繰り返す。(ゴム手袋はめてね)

・水気を切ったら清潔なタオルで挟んで残った水気を取る。

・洗濯ばさみで吊るして日陰干しする。

 

※「洗濯で縮んでも品質に問題なし。1日1回は洗濯しましょう。」とのこと。さらに縮むのかよ…。

 

「何度も洗って使える」のは良いことだと思うのですが、介護施設で働いていると毎日同じマスクを洗って乾かしてまた使う…という大変な手間が生じてしまいます。しかも洗い方や乾かし具合などによっては逆に雑菌を繁殖させてしまうことにもなりかねないので衛生面が心配です。

 

介護の仕事はオムツ替えなど汚物にさわることが多いですし、利用者も老人性難聴の方が多いので耳元で話すことが多いです。それだけ近距離で接しているため抱えるリスクも大きいのです。

 

無いよりマシ。でももっと他のお金の使い方があったんじゃ…

いろいろアベノマスクの問題点や気になったことを書きましたが、結果「まぁ無いよりマシかな…」と。いまだどこの薬局に行ってもマスクは買えないので、1枚より2枚、布マスクでもなんでも手元にあれば少しは安心です。ただネットでもいろいろ言われるようにもう少し違う税金の使い方があったんじゃないかな…とは思います。

 

別に政府のやり方を批判するわけではないですが、やるならもっと早くに実行に移していればこのアベノマスクも「本当に必要な時」に国民のもとに届いていたのではないでしょうか。だって最近では少しずつマスクの供給も追いついてきて、時間や場所によっては店頭で買えたりしますよ?先日うちの妻が薬局でたまたま不織布マスクを見つけて買ってきてくれました。我が家のアベノマスクの出番はくるのかな…?

 

不織布マスク

妻が買ってきてくれたマスク。

 

いずれにせよ、お年寄りや子供が多い世帯など本当にマスクが欲しいと思っている人たちに届いているなら良いのではないでしょうか。

 

みんなで一緒にコロナ危機を乗り越えよう。

「コロナ危機」。経済界ではコロナウイルスによる経済への悪影響をそう呼んだりするみたいですが、いま世界は、日本は色んな意味で「危機的状況」にあるのではないでしょうか。

 

「いつ感染してもおかしくない危機的状況」というのもありますが、外出自粛や営業自粛によって仕事を失い、自分の店を失い、収入が激減した人が実際にいるわけですから、こんな危機的状況は他にありません。当の本人達は「明日をどうやって生きようか」「どうやって家族を守ろうか」と途方に暮れているでしょう。

 

「全国民に一律10万円給付」という経済対策も決定となりましたが、コロナによる緊急事態宣言や外出自粛がこのまま続けばこの10万円だけじゃどうにもならないかもしれません。

 

かといってネットやSNSで政府のやり方を批判して文句ばかり言うのもどうかと思います。(おれも散々言ったけどさ)こんな時こそ日本国民全体がひとつとなって乗り越えなきゃならないのに、メディアは好き勝手言って政治家はカネを出し渋ってひっそり旅行に行って…。「自分さえ良ければ…」という政治家と「自分さえ良ければ…」という国民の集まった国なんて先が見えてますよね…。

 

この国と国民の関係性が一番「危機的状況」なんじゃないでしょうか…。

 

アベノマスク、もう少し使わせていただきます。

 

では。

 

 

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