最近、世界は荒れていますね。
テレビをつけば「親が子供を虐待死させた」「子供が親を殺した」「見知らぬ通行人を複数人殺傷」などなど…。
おもわず耳を塞ぎたくなるニュースばかり聞こえてきます。
そんな時、「オレがスーパーヒーローだったら、容赦なくそいつらをぶっ飛ばすのになぁ。」と、いつも思います。
でもそんな考えも行き過ぎれば、一歩間違えればニュースの犯罪者と同じになってしまいます。
みなさんも日常生活でイライラしたり、ムカッときたり、苦しかったり、悲しかったり…色々な「負」の感情を持つことはたくさんあると思います。
そこで、おみそからそんな「負」の感情をコントロールできるトレーニングをご紹介します。
足の小指をぶつけたときに世界平和の扉がひらく…。
足の小指をぶつけたときって、めっちゃ痛いですよね~。地味に痛い。鈍痛。
ぼくもよくぶつけます。
自分の空間把握能力の低さと単なる不注意によりぶつけた、小さな小指のこの痛みが、「世界平和への大きな一歩」となるのです!!!
冗談じゃなくて。
ぶつけた瞬間はほんっとに痛いですし、「何でこんなところに仏像置いてんだよ!」とか、「ベッド四角くしたやつ誰だよ~!!」とか、理不尽な怒りの感情も湧いてくることでしょう。
今です!!!
目を閉じて息を鼻からスーっと吸い込み、口からゆっくり吐き出してみてください。
この時、あなたの感じている痛みや怒りから目をそらさずに、そのすべてを受け入れてみてください。できれば両手をゆっくり広げながら、ドロドロした「負」の感情がさらさらキラキラした星の砂になっていくのをイメージして。
するとどうでしょう?
さっきまでもがき苦しむくらいだった痛みが消えていませんか?
同時に怒りの感情もどこへやら、足の先から頭のてっぺんまで暖かい気持ちが溢れてくるのです。
世界中のすべての「負」の感情を受け入れ、消化できたなら、あなたは英雄です。
布団の中で足がつったとき、相手を思いやる心が生まれる…
からだが疲れてるときは本当によく「つります」。
ぼくは腹筋がつることも多いのですが、今回は布団の中で足がつった時を例に出して実践してみましょう。
深夜、家族も恋人も寝静まり、自分も夢の奥底へ潜っていく途中、カミナリのような激痛が足に!!!
目が覚めると同時に冷や汗だかあぶら汗だかが額からにじみ出てくる…。
「あー、会社の上司に誘われて急にバスケなんてやるんじゃなかった…。」と思っても時すでに遅し。
今です!!!
目を閉じて息を鼻からスーっと吸い込み、妊婦のように「フッフッフーッ…」と息を小分けにしながら吐き出してみてください。
この時、つってる足の筋肉と対話するように、筋肉の動きたいように動かしてあげましょう。同時に、先ほどの足の小指トレーニングの時のように、痛みを受け入れてください。
大事なのはここからです。
これを周囲の家族や恋人に悟られることなく、静かに自分ひとりでやってください。暗闇の中、ひとりで痛みと向き合うのは相当な覚悟が必要でしょう。でも大丈夫。
あなたには仲間がいます。
今、世界のどこかで同じように布団の中で足がつっている「つり仲間」がいるんです。
さぁどうでしょう?
周囲に対して「お前らの眠りは絶対邪魔させない!」という、自分を犠牲にして他のものを守る自己犠牲の精神。まるであなたは勇者です。
そして勇者にはたくさんの仲間もいるのです。
この世は「負」の感情を制したものが勝つ。
冒頭で説明したとおり、現代の世の中は悲惨な事件やニュースばかりです。
そのほとんどは「小さな負の感情」の積み重なりで起きてしまったものだと思います。だからこそ、これを見ているあなたもぼくも、いつ事件を引き起こす側になってしまうかわからないのです。
なぜなら「負の感情」は誰の日常にも潜んでいるものだから。
もし、あなたが「負の感情」に押しつぶされそうなとき、飲み込まれそうなときは今回紹介したトレーニングを実践してみてください。
痛み、怒り、悲しみ、イライラ、苦しみ…そんな感情を少しはコントロールすることができると思います。
もちろん、外敵から攻撃を受けたとき、「サンドバッグになれ!」と言っているのではありません。例えるなら「合気道や太極拳」のように「攻撃を受け入れて自身の力に変える」といった感覚でしょう。
世界を笑顔で溢れさせるには、他でもない「あなたの行動」にかかっているのです。
世界が今日も平和でありますように…。
LOVE&PEACE by おみそ