【プライベートキャンプ場を作る】地域森林計画対象民有林って?知り合いの人に調べてもらった結果…。

山の公図・航空写真
色が付いているところがウチの山。だいたい2ヘクタールちょっと。
アウトドア

おみそです。

 

子供が生まれ、なかなかキャンプに行けない期間が長かったため、「ウチの近所の山にプライベートキャンプ場を作っちゃえ!!」とひそかな野望を胸にはじめた、我が家が所有する土地の調査。

 

時間があいたとき、気が向いたときなど、ゆる~く取り掛かっていたのでなかなか進展しませんでしたが、ちょっとしたキッカケで知り合った人が森林事業関係にお勤めの方で、うちの山の土地を調べてくれました。

 

そこでわかったさまざまな事情とルール、これからの問題点などをご報告いたします。

 

うちの山は地域森林計画対象民有林でした。

我が家に先祖代々から伝わる近所の山ですが、調べてもらったところ「地域森林計画対象民有林」というものに属していることがわかりました。

 

はて、「地域森林計画対象民有林」とは何なんでしょうか?漢字が4語以上になると目がチカチカして受け付けなくなります…。

 

木を切るには届出が必要。地域森林計画対象民有林って?

「地域森林計画」とは、森林法第5条により、都道府県知事が全国森林計画に即して民有林について森林計画区別に5年ごとにたてる計画で、10年を1期としてたてるものです。

 

都道府県知事は、全国森林計画に即して、森林計画区別に、その森林計画区に係る民有林(その自然的経済的社会的諸条件及びその周辺の地域における土地の利用の動向からみて、森林として利用することが相当でないと認められる民有林を除く。)につき、五年ごとに、その計画をたてる年の翌年四月一日以降十年を一期とする地域森林計画をたてなければならない。

 

e-Gov|森林法

 

「地域森林計画対象民有林」とはその地域森林計画の対象となっている民有林のことです。

 

都道府県および市町村の森林計画に属しているということで、木を切ったり造林したりするには届出をしなければなりません。

 

伐採(開発)する広さで変わる届出の方法。

伐採や伐採後の造林には、伐採や開発行為をしようとする面積によって届出先と届出方法が変わってくるようです。

 

伐採や開発行為の届出先

 

0.3ヘクタール(3,000平米)未満

・必要な手続き … 伐採及び伐採後の造林の届出

・届出先 … 市町村

 

0.3ヘクタール以上1.0ヘクタール(10,000平米)以下

上記の「伐採及び伐採後の造林の届出」とあわせて、

・必要な手続き … 小規模林地開発行為の届出

・届出先 … 林業事務所

 

1.0ヘクタール超え

・必要な手続き … 林地開発許可

・届出先 … 林業事務所

(※国や地方公共団体による事業などの場合はもう少し複雑になります。)

 

個人で1.0ヘクタールを超えるような伐採・開発行為をすることはあまり考えにくいですが、0.3ヘクタール(3,000平米)前後くらいであれば個人でやっちゃう人もいるかもしれません。

 

うちで所有している山の土地はだいたい2ヘクタールちょっと(20,000平米ちょい)。まぁまぁありますが、例えるなら首相官邸の延床面積くらいです。(ネットで調べました。)

 

総理首相官邸

画像:Wikipedia

 

やっぱり届出しないとバレるよね?

「届出が必要」ということですが、実際のところはどうかというと、田舎のおじちゃんたちは勝手に木を切ったりしているようです。

 

そりゃあ外の道路から見て「あそこだけ山がハゲてないか?」とわかるような伐採行為は届出をしないと何らかの罰則があるでしょうけど、木2~3本くらいなら切ってもわからないし、届出をせずに切っている人も多いようです。(うちの山を調べてくれた人が言っていました。)

 

しかし個人使用といえども、プライベートキャンプ場として使うくらいのスペース(テント張ったりタープ張ったり)の伐採は届出をしておくほうが安心でしょう。後から注意されたりペナルティをもらうくらいなら、はじめからちゃんとした手続きを済ませておくほうが良いです。

 

ちょっとしたバンガローを建てたり、「ログハウスを建ててカフェをやろうかな…」なんて考えている人は伐採・開発行為も広くなる可能性があるので、届出は必須になるでしょう。目安として50メートル×70メートルの広さなら3,500平米、3,000平米を超えてくるので小規模林地開発行為の届出が必要になります。

 

山の公図・航空写真

色が付いているところがウチの山。だいたい2ヘクタールちょっと。

 

今回うちの山を調べてくれた知り合いの人は、「手を付ける範囲が開発行為の面積になるようであれば、コンサルタントを依頼したほうが良い。」と言っていました。測量会社でもやってくれる場合があるとのことなので、まずは関係するところに聞いてみるのが良いかもしれません。

 

キャンプ場として収益化を考えている人や建物を建ててカフェなどを開業する際は、他にもさまざまな届出・手続きが必要になります。

 

森林組合にも確認をしなければならない。

「個人的に使用するだけであれば市町村に伐採の届出をすれば良いだけ」ということがわかりました。

 

しかし、現在うちの山が加入している森林組合(定期的な手入れや火災保険の加入)にも声をかけておいたほうが良いとのこと。

 

確かに十数年も立ち入ってなかった山をキレイに手入れしてくれていた森林組合にも声をかけておいたほうが良さそうですね。勝手に木を切って焚き火なんかしてるところに鉢合わせたらむこうもびっくりするでしょう。

 

プライベートキャンプ場にするためのこれからの課題。

これからうちの山を本気でプライベートキャンプ場にするためには、いくつかのステップを踏まなければなりません。

 

ぼくが今思いつくこれからの課題を考えてみました。

 

・伐採の届出をする。

・近くの道路に接道していないため、どうやって道を造るか、車が入れるようにするにはどうするか?

・傾斜が多いので、伐採後に平らな面を造るのか?

・水道を引くか?

・焚き火をするにあたって消防法にひっかかるか?

 

…などなど、まだまだ解決すべき課題は多く残されています。

 

手間と時間はかかりますが、出来上がったときの喜びを想像するとワクワクが止まりません。まぁ少しずつ時間をかけて「我が家の秘密の場所」を作っていくことにします。

 

では。

 

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