おみそです。
みなさんはキャンプで使うランタンは何を使っていますか?ガソリンランタン?ガスランタン?LED?
ぼくはLEDランタンしか持っておらず、これまでのキャンプはいくつかのLEDランタンを駆使し、時に友人のガスランタンの灯りを借りるなどして過ごしてきました。LEDランタンは燃料が電池という気軽さから使いやすくて好きなんですが、今回はじめて「オイルランタン」を買ってみました。
いまだ「外出自粛期間」ということでおうちキャンプで試しただけですが、その魅力にすっかりハマってしまいました。
これからオイルランタンを購入しようと考えてる人や、どの種類のランタンにしようか迷っている人は参考にしてみてください。
目次
はじめてのオイルランタンは「デイツ30」

画像:銀の船
我が家のオイルランタン第一号となったのはデイツ社の「デイツ30リトルウィザード」です。デイツ(DIETZ)はアメリカニューヨークで創業し、平芯に石油(灯油)を染み込ませて使うハリケーンランタンの元祖と言われています。
デイツランタンは種類もいくつかあり、数字の大きさでランタンの大きさも変わります。キャンパーのあいだではメジャーなデイツ78より一回り大きなデイツ30にしました。理由はより明るいものが欲しかったのとあまり大きすぎると持ち運びに不便そうだったので間をとってデイツ30に落ち着きました。
しかし、いざ楽天やアマゾンで探してみるとデイツ30がほとんど出回っていませんでした。(2020年5月時点)ヒットしたのは楽天市場で2件。どちらもブラックでした。ぼくはデイツ78でよく見かけるパーツが金色の「黒金カラー」が欲しかったので「黒オンリーはちょっと…」と諦めかけていましたが、なんとメルカリでデイツ30を見つけたのです。
ブロンズやシルバーもあってカッコ良かったのですが金額が1万円を越えていたので、運命的に見つけた「黒金デイツ」にしました。
デイツを買った決め手は?
ではそもそもなぜぼくははじめてのオイルランタンを「デイツ」にしようと決めたのでしょうか。
ハリケーンランタンといえばもうひとつ有名なメーカーがあります。ドイツ生まれの「フュアーハンド」です。フュアーハンドランタンもキャンパーのあいだではお馴染みのランタンですし、その見た目からインテリアとしても親しまれています。

画像:銀の船
他にもペトロマックスやキャプテンスタッグからもオイルランタンは出ていますが、最終的にぼくがデイツにした理由をお話します。
理由1.アメリカ創業だから
そう!一番の決め手はデイツが「アメリカ創業だから」です!
「なんだよ…そこかよ…。」と思った方、そうですよね。意外な決め手でしたね。でもアメリカ生まれでアメ車好きのぼくはこういったキャンプギア選びでも何故だかアメリカ贔屓になってしまうのです。アメリカかぶれってやつですかね。
まぁすべてのキャンプギアが全部アメリカ製というわけにはいきませんし、他にも好きなメーカーはたくさんあるのですが「迷ったらアメリカ!」という精神で生きています。
理由2.大きさがいくつもある
上述したようにデイツランタンは大きさもいくつかあって選ぶのも楽しいです。

画像:銀の船
上の画像には載っていませんが頭の上にクッカーが付いてお湯も湧かせるランタンもありますし、ぼくも知らないレアなデイツランタンもあるようです。
灯りの明るさで選ぶもよし、置き場所や使い方を考えて大きさで選ぶもよし。本体カラーも赤や青、金色などがあります。ただし、人気色はすぐになくなる可能性大です。
ぼくは今回はメルカリで購入しましたが、画像をお借りしている楽天ショップの「銀の船」は商品説明も細かく載せていますしハリケーンランタンの使い方動画もあったり、替えのパーツや平芯も売っているのでオススメです。
理由3.お手頃な価格…
まだまだ調べきれていないデイツランタンですが、一番メジャーなデイツ78やデイツ30あたりは金額も数千円とお手頃価格なのも決め手となりました。はじめて買うオイルランタンですから「もしイメージと違ったら…」と不安になりますが、数千円なら失敗しても勉強代と割り切れます。
しかし以前よりも価格が上がっているようにも感じます。少し前のデイツランタンのレビュー記事なんかでは2~3千円だったのが現在では8千円~1万5千円前後まで上がっています。(デイツ30の場合)レアな大きさや色だともっと高い価格で売られていることも…。
こういったものはその時の需要と出回っている数で価格も変動しますから、購入を検討している方は一通り調べたらすぐにポチっとしたほうが良さそうですよ。
さっそくおうちキャンプで点灯式

とうとう我が家にやってきた「デイツ30」。開封してしばらくはタグも取らずにただただ眺めていました。新しいスマホを買ったときに画面に貼ってある保護フィルムを2週間ぐらい剥がさない感覚と似ていますね。

実際の大きさはこんな感じ↑500mlのペットボトルと並べるとまぁまぁな大きさと言うことがわかります。デイツ78よりも背が高く、ホヤのあたりが若干ふっくらしている感じなのかな?
商品情報

「デイツ30」の製品情報を載せておきます。
・サイズ … 幅約17.5cm×奥行約13.5cm高さ約30.5cm
・重さ … 約0.6kg
・タンク容量 … 500ml
・燃焼時間 … 24時間
・明るさ … 9カンデラ(1カンデラはロウソク1本分の明るさとほぼ同じなので、9カンデラはロウソク9本分くらいの明るさということになります。)
・平芯 … 5分芯(15mm)
点灯前の下準備
そして数日後、ついに点灯式を行う日がやってきました。…と思ったら、せっかくの連休なのにどんより曇り空。まぁ雨は降らなそうなので日が暮れてから庭先で使ってみることにしました。
日没までのあいだに準備をしておくことがあります。燃料の充填と平芯カットです。
もちろん燃料は灯油。家に冬のときに使い余った灯油があったのでそれを使いました。あんまり古いとこわいけど、この前の冬だから大丈夫でしょう。灯油のニオイが苦手な人はニオイの少ないパラフィンオイルなどを使用しましょう。
平芯は購入したときの状態のまま火をつけると煤(すす)が出やすくなったり炎の形もきれいにならないそうです。そのため、芯の先の両角をカットして切り落としておきます。このとき毛羽立っている部分もカットしてきれいな台形にすると良いそうです。


どうです?こんなもんでどうでしょう。あとは火をつけてみて、変だったら再度調整します。
カットしたら灯油を充填して平芯に灯油が染み込むのを待ちます。大体20分~30分くらい。今回はお試し点灯なので灯油は半分くらいしか入れていません。普段の時もあんまり入れ過ぎるとオイル漏れでお手入れが大変になるそうです。なくなったら注ぎ足せばいいので多くても8分目くらいがベストでしょう。
いざ、点灯!
日が暮れて…。曇りだったのでもともと太陽なんて出ていませんでしたがいい感じに暗くなったので、庭先にテーブルとイスをセットしていざ、点灯です!


おぉ~!いい感じじゃないですか~!!
LEDランタンとは違って「ザ・ランタン」って感じで揺らめくやわらかい灯りがとてもグッドです。正直、明るさで言ったらメインランタンには力不足ですが、いくつかのランタンと併用したりサブランタンとして使うぶんには十分だと思います。
デイツ30の点灯式🔥😄
寒いし曇りだから、余計に焚き火の暖かさとデイツのやわらかい明かりに癒されます✨
飲み物はカフェオレ、つまみはママの手作りラスク☕
もちろん場所は家の庭🏠#デイツ30#おうちキャンプ pic.twitter.com/K3Mc6Z3IY0
— おみそ@アメ車ブロガー (@omiso_han) May 20, 2020
この日は寒かったので焚き火をしながらの点灯式。夕食も食べ終わっていたのですが妻がおつまみに即興手作りラスク(食パン焼いて砂糖まぶしただけ)を作ってくれました。おつまみ目当てに出てきた娘も一緒に焚き火にあたりながらホットミルクを飲んで一言「ばーべきゅーさいこうだね!」バーベキューじゃないんだけどな…。
テントもタープもないですが、デイツ30のおかげでちょっとしたキャンプ気分を味わえたひと時でした。
その存在感はメインランタン

テレビでは緊急事態宣言が解除になるかどうかと騒がれていますが、外出自粛は継続中なのでデイツ30くんの出番はもう少し先になりそうです。
でも今回のようなちょっとしたおうちキャンプや日頃の思いで作りにランタンを使うのも良いですね。もちろん非常時にも役立ちます。
「デイツ30」はメインランタンとして使用できる明るさがあるわけでは無いですが、その見た目と存在感はある意味その場のメインランタンと言っても過言ではないでしょう。それだけ雰囲気のあるランタンだと思います。
ランタンはいくつ持っていても使えるものなので、おしゃれなハリケーンランタンをひとつは持っていたいですよね。いつものキャンプの雰囲気がグッと高まりますよ。
では。