元祖プレミアムSUVが復活!グランドワゴニアコンセプトの発表で「大型SUV」が世界のトレンドに。

アメ車

おみそです。

 

日本列島にはいまだかつて日本人が経験したことのない猛烈な勢力の台風が近づいています…。とくに台風の進行ルートになっている沖縄地方や九州の方々は気が気じゃないでしょう。まだ台風の最接近までは時間があるのでできる限りの備えと命を守る行動をとってください。ためらわずに。(この記事は2020.9.4.の21時頃書いています。千葉は月が明るく照らす穏やかな夜です。)

 

さて、話題は楽しいほうに切り替えます!アメ車です!

 

ついに!ジープが新型グランドワゴニアのコンセプトモデルを発表しましたー!!市販車の発売は2021年を予定していますが、これで新しいグランドワゴニアの大体の内容がわかったことになります。今回はこのグランドワゴニアコンセプトをご紹介しながら、ぼくの個人的な感想やJeepの未来像なんかを書いていければなと思います。

 

世界初公開!復活の新型グランドワゴニア!

グランドワゴニアコンセプト外観

画像:Jeep

 

2020年9月3日(現地時間)、FCAはかねてより噂されていた新型グランドワゴニアのコンセプトモデルをオンラインにて発表しました。

 

グランドワゴニアは1962年~1991年まで製造されていたJeepのプレミアムSUVです。Jeepの代表的車種「ラングラー」とともに、より都会的で常用性の高い車種として人気を誇っていたのがワゴニアであり、アメリカが生んだ元祖プレミアムSUVとも言われています。

 

そして約30年ぶりに復活することになったグランドワゴニアですが、復活の情報が大々的に流れ始める前からあちらこちらでスペック予想や期待の声が聞かれていました。ぼくも新型グランドワゴニアに関する記事をかいたことがありますが、当時の予想情報と今回のコンセプトモデルを比較してみると面白いものがあります。⇒新型グランドワゴニアは2022年発売!?ぼくが本気で乗り換えようと思った車。

 

さぁ、今回の新型グランドワゴニアコンセプトの写真もたくさん出回っているのでいくつかご紹介します。

 

元祖プレミアムSUVの存在感とJeepの伝統

2020年現在、数年前から始まった(もっと前からあったかも?)世界的な「SUVブーム」はいまだ衰えることを知らず、この日本でもさまざまな形でSUVが作られ進化しています。しかし、その「ルーツ」を探っていくとJeep「グランドワゴニア」に繋がっていきます。(まぁ諸説ありますが…)

 

1991年グランドワゴニア・ファイナルエディションモデル

画像:Jeep

 

先代のグランドワゴニアは当時革新的だったフルタイム式クォドラトラック4×4システムを採用したり内外装にこだわりのある素材や美しいエレガントなデザインを施すなど、ラグジュアリーSUV、プレミアムSUVとして多くの人に愛されてきました。

 

グランドワゴニアコンセプトのフロントフェイス

画像:Jeep

 

そして30年経った今、そのグランドワゴニアを現代版として蘇らせると「元祖プレミアムSUV」としてのラグジュアリー感、上品さ、エレガントさ、質の良さ、そんな言葉が随所に感じられるクルマに生まれ変わりました。控えめな幅で延びたJeep伝統の7本スロットグリルとLEDシグネチャーライトが、逆に上品さと存在感を増しているように感じます。「WAGONEER」の文字も下からのLEDの光でとても美しく見えますね。

 

グランドワゴニアコンセプト走行時

画像:Jeep

 

とは言ってジープはジープ。伝統の7本スロットグリルはもちろん、台形ホイールアーチ、フロント下部から顔を出す牽引フックやスキッドプレート、曲線よりも直線的な印象が強いフォルムなど、Jeepの伝統・Jeepらしさは現代版にアレンジされてしっかり受け継がれています。

 

グランドワゴニアコンセプトのリアビュー

画像:Jeep

 

そして新しいグランドワゴニアは3列シート最大7人乗りとなり、居住空間が広がったことでボディ後方も現行グランドチェロキーよりもスクエアな形状になっています。

 

美しいディティールとサスティナブル素材

新型グランドワゴニアの内外装を見てみると本当に美しいラインを描いているなと感じます。細かいところまでこだわっており、隅々から高級感・ラグジュアリー感が滲み出ているようです。

 

サスティナブル素材

内装の随所に熱処理されたブラックのレースウッドが使用されている。

画像:Jeep

 

また、新型グランドワゴニアには内装に熱処理が施されたレースウッドが多用されています。これは先代グランドワゴニアがエクステリアに木材を多く取り入れていたことを継承している証です。ウッド以外にもリサイクル可能な天然素材を多く使っており、環境に配慮した「サスティナブル(持続可能な)」を体現した車造りということが言えます。

 

アウトドアやオフロードと親和性の高いJeepだからこそ、この「環境に負荷を与えない車造り」はこれからのJeepのコアテーマになっていきそうです。

 

次世代SUVの最新テクノロジー

美しさと共に感じられるのが最先端のテクノロジーをふんだんに取り入れた「次世代近未来SUV」というイメージです。洗練されたエクステリアデザインはもちろん、内装や運転席周りも近未来間を感じさせる仕上がりになっています。

 

グランドワゴニアコンセプトの内装

画像:Jeep

 

ステアリングホイールの後ろには12.3インチのドライバーインフォメーションディスプレイ、センターコンソールには12.1インチのタッチスクリーン、さらにその下には10.25インチのコンフォートディスプレイがあり、シート調整や空調などをコントロールできるようになっています。また助手席前にも10.25インチのスクリーンが内蔵されており、これまでの乗用車の概念を越える見た目になっています。

 

グランドワゴニアコンセプトのセカンドシート

画像:Jeep

 

このディスプレイだらけの内装が市販車でどこまで採用されるかは定かではありませんが、もうこんな車が当たり前に走る時代に突入していることは間違いありません。(おじさんはもうついていけません…)

 

また、これまでで最も高度なUconnectシステム「Uconnect5システム」を搭載しており、動作速度が5倍で接続性も高いうえ、豊富なコンテンツとパーソナライゼーションの強化でオーナーひとりひとりに合わせた設定・カスタマイズが可能となっています。

 

パノラミックサンルーフ

画像:Jeep

 

この全面ガラス張りのパノラミックサンルーフも魅力のひとつです。オプションでどこまで設定できるかはわかりませんが、ここまで解放的なサンルーフだと屋根があることも忘れてしまいそうです。

 

市販車にどこまで引き継がれるか?

これらの新型グランドワゴニア・コンセプトで詰め込まれたデザインや技術、装備がどこまで市販車に引き継がれるかは誰しもが興味を持つところです。

 

エクステリアや内装はやや豪華すぎるかな…と思うところもあるので一般向けとなるともう少し落ち着いた感じになると思いますが、個人的に気になるのは「オフロード感がどこまで強調されるか」ということ。Jeepはオフロードでの走行性能があってのJeepだとぼくは思っているので、どんなに街中でカッコ良く乗れても未舗装路にいったとたんに微妙な走りになる…とかは認められません。まぁ、そんなことはないのでしょうけど、このラグジュアリーなグランドワゴニアが先代が築き上げてきたアウトドア・オフロードでの信頼性をどこまで引き継げるかは見ものです。

 

もしかしたらグランドチェロキーをはじめとした現行モデルたちのように「トレルホーク」モデルが別販されたり?それもいいかもしれません。はやく新型グランドワゴニアをベースとした本格オフロードモデルが見てみたいです。

 

 

ちょっと気になるのはエクステリアにもインテリア(とくにステアリングホイールの真ん中)のどこにも「Jeep」のロゴが入っていないことです。

 

グランドワゴニアのロゴ

画像:Jeep

 

今回はコンセプト車両なので「GRAND WAGONEER」を強調したいんでしょうけど、「もしかしたらJeepの中で『WAGONEER』というひとつのブランドとしての位置づけになるのかな…」なんて思ったりもしちゃいました。(先日復活したフォードのブロンコファミリーみたいな。)

 

まぁどちらにせよ日本導入は未定ですし、北米での市販モデルが出るのを心待ちにしましょう。

 

全モデルEV化も?オフロードでの信頼性はどこいっちゃうの?

新型グランドワゴニアのパワースペック等はまだはっきり公開されていませんが、コンセプトモデルではプラグインハイブリットパワートレインが搭載されています。

 

プラグインハイブリットパワートレイン

画像:Jeep

 

アメリカの自動車業界がダウンサイジング化、EV化を推し進める中、JeepブランドもラングラーやレネゲードのPHEVモデル「4xe」を投入してきています。Jeepは今後数年間ですべてのモデルでPHEVモデルをオプション導入すると言っていることから、新しいグランドワゴニアもプラグインハイブリットを軸としたモデルラインナップになりそうです。

 

ただ、「すべてを電動化」と言われるとなんだかオフロードへの信頼性が薄れてしまう気がするのも正直なところ…。別にJeepはガソリン車やパワーモデルを廃止するとは言ってないんですが、「もし荒野に放り出されたときに電気自動車でほんとうに大丈夫か?」と思ってしまうのはぼくの頭が昭和だからでしょうか?「電気系統にトラブルが起きやすくなるのでは?」「充電が無くなったらどうする?」「やっぱりパワーではガソリン車に劣るのでは?」など考えてしまいます。

 

まぁEVのオフロード車に乗ったことが無いのでなんとも言えませんが、これからの世界はエコや環境保護の観点から車はEV化に進むでしょうし、案外荒野の真ん中では電気自動車のほうが役に立ったりするかもしれません。そしてきっとJeepはオフロードも自然環境のことも両方考えた車造りをしてくれるに違いありません。

 

現フラッグシップモデルのグランドチェロキーとの関係性は?

2018年グランドチェロキー

画像:Jeep

 

新型グランドワゴニアはJeepの新たなフラッグシップモデルとして登場しました。しかし、現グランドチェロキー乗りのぼくとしては、これまでJeepブランドを牽引してきたグランドチェロキーの影が薄くなってしまう気がしてなんだか複雑です。

 

今まではJeepのフラッグシップモデルといえばグランドチェロキーでした。もちろんJeepの顔としてラングラーもありますが、高級感やハイグレードモデルとしてはどちらかというとグランドチェロキーのほうが上でした。しかし今回グランドワゴニアの復活で高級感やハイグレードモデル、プレミアムSUVとしての立ち位置はグランドワゴニアに移りました。するとグランドチェロキーちゃんの立場はどうなるのでしょうか?

 

レネゲード、コンパス、チェロキー、グランドチェロキー、グランドワゴニア…。購入する側からすれば細かくサイズ分けされて選択肢が色々あったほうが良いのでしょうけど、あんまり細かく分け過ぎてもそれぞれの個性が薄れてしまう気がします。ボディサイズだけでなく、見た目や性能もみればそれぞれ全然違うクルマなんですが、一般の購入者がそこまで細かく考えて購入するかどうかは疑問が残るところですな。

 

「グランドチェロキー買うならグランドワゴニア買っちゃえ!」

「グランドワゴニアは高嶺の花…。グラチェロで我慢しとこ。」

 

そんな立ち位置のグランドチェロキーなんて見たくありません!Jeepさん、そこんとこ考えてやってくださいな。

 

世界のトレンドは「大型SUV」へとシフトするのか?

さて、新型グランドワゴニアコンセプトの魅力はお分かりいただけたのではないでしょうか。

 

ここでぼくが思うのは、「世界のトレンドは大型SUVへと移行しているのではないか?」ということです。

 

大型SUV、フルサイズSUV…。そんなのアメリカだけでの出来事なのかなとも思いますが、日本だってなんだかんだ「バンライフ」だのキャンピングカーだのって十分おっきなクルマ乗ってるではありませんか!トヨタのグランエースだって全長5m越えの大型車ですよ!

 

SUVブームも加熱し始めてから久しいですが、日本中、世界中がSUV飽和状態にあると言えるのではないでしょうか。そんな中でのグランドワゴニア復活。キャデラック「エスカレード」、フォード「エクスペディション」、シボレー「サバーバン」、GMC「ユーコン」…。どれもSUVとしての魅力がありつつもファミリーカー要素の3列シートを備え、「バン(VAN)」としての使い方もできます。そんな大型SUVが世界を席巻する日も近いのかもしれません。⇒7人乗りのアメ車SUVオススメ10選!メリット・デメリットを徹底解説。

 

愛車のジーちゃんに乗って今日もゆく…。

養老の森とグラチェロ

画像:おみそ

 

新しいグランドワゴニアの市販モデルは2021年発売予定だそうですが、日本への導入はまだわかりません。まぁ毎度のこと、道路事情と国内需要を考えると導入はなさそうですが。

 

でも輸入車にしても日本の街中で見かける日が来るのが楽しみです。(お金持ちのみなさん、宜しくお願いしますよ)

 

ぼくは愛車のジーちゃん(2011年グランドチェロキー)のサーモスタット交換とバッテリー交換を先日したばかりです。それからはジーちゃんもすこぶる調子が良くてよく走ってくれています。一応はアメ車なのですがまだまだ元気に走ってくれそうです。

 

グランドワゴニアの復活でたとえ影が薄くなろうとも、ぼくとジーちゃんは今日も走ります。

 

しかし台風10号、九州が心配だ…。被害が最小限に抑えられることを祈ります。

 

では。

 

 

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