おみそです。
アメ車好きの皆さん、アメ車ライフ楽しんでますか~?
もうすぐGW(ゴールデンウィーク)ですし、街中や郊外でも普段使いでは乗らないであろう「アメ車」達の姿がたくさん見れることでしょう。
普段から通勤用としてもJeep「グランドチェロキー」に乗っているぼくですが、アメ車について調べたりブログを書いていると、「Jeepってアメ車なんだろうか?」という疑問が湧いてきます。
「なぜそんなこと思うの?」
「アメ車にきまってるだろ!」
なんて色々な意見が聞こえてきそうですが、ひとりのJeep愛好家として「疑問に思う理由」「その疑問いについてどう思うか?」を勝手に分析して書いていこうと思います。
なぜ「Jeepはアメ車か?」という疑問が生まれるのか。
まず、なぜ「Jeepはアメ車なのか?」という疑問が生まれるか説明します。
Jeepは第二次世界大戦中に生まれました。もちろんアメリカで。
当時は「戦争に勝つための道具」として開発され、ジープが持つ優れた耐久性と悪路走破性が戦況に大きな影響を与えました。『第二次世界大戦を勝利に導いた兵器』として「原子爆弾」「ダグラス C-47輸送機」「バズーカ砲」、そしてこの「ジープ」があげられています。
そこからJeepの歴史がスタートしますが、現代までにおけるジープの歴史は長くなるのでここでは割愛します。
ともかく紆余曲折を経て今の「Jeep」に繋がっています。
「Jeep」ブランドは多くの会社が買収・合併を繰り返して絡んでおり、第二次世界大戦後は「ウィリス・オーバランド社」⇒「カイザー・ジープ」⇒「アメリカン・モーターズ(AMC)」⇒「ダイムラー・クライスラー」⇒「フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)」と、それぞれの会社を渡り歩いています。
現在は「フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)」グループの中のブランドとして世界展開していますが、ぼくはここから「Jeepはアメ車か?」という疑問に行き着くのです。
フィアットと言えば、イタリアの有名自動車メーカーですね。日本でも乗っている人が多くよく知られている海外メーカーです。
そのフィアットの中のジープということは「欧州の血が入っているのでは?」「イタリアだからイタ車なのでは?」なんていう雑味をおびた疑問が湧いてくるのです。
また、ジープそのものは日本で唯一販売台数を伸ばしているアメ車メーカーということですが、しっかり日本仕様になっており左ハンドルではなく「右ハンドル」です。
他にも「アメ車といえばV8エンジン!」というアメ車好きの勝手な「アメ車定義」はよく聞きますが、ジープのラインナップのなかでも「SRT8」というスポーティー仕様のグランドチェロキーのみにV8エンジンが設定され、それ以外は基本的にV8エンジンは搭載されていません。
もちろんエンジンに関しては「V8エンジン至上主義」という考え方よりは、もっと効率的に車の性能を充分活かすためのエンジンチョイスなのでしょう。
とにかく、これらのことから「Jeepってアメ車と言えるのだろうか…」と考えるようになったのです。
「Jeepはアメ車か?」という疑問に対する考え。
そんな疑問に対してぼくが自ら答えるなら「Yes!」でしょう。
「Jeepは立派なアメ車です!」と。
それはなぜか。
なぜならJeepにはアメリカのイメージがピッタリだからです。いくらヨーロッパの自動車メーカーの傘下になろうと、それはあくまで資本上のことであって、Jeepの出身地が変わることではありません。現在のフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)傘下には、Jeep以外にも「ダッジ」「クライスラー」「ラムトラックス」というアメリカ自動車市場を代表するブランドが揃っています。
確かに全体的なデザインや作りが欧州車っぽくなっていることは事実ですが、その根本に流れるものには「アメリカ車らしさ」「Jeepの伝統」が感じられます。
また、いくら右ハンドルだからって、Jeepが「日本製」とうたうとあまりカッコよく聞こえません。(※三菱ジープというのがありますが、ここではアメリカンジープのことに絞って話します。)
V8エンジンじゃないアメリカ製の自動車もたくさん存在しています。
逆に「アメ車はV8エンジン」という定義にも疑問を持ちますし、そもそもの「アメ車の定義とは?」という話に繋がっていきます。
これは後ほど考えますが、やはりJeepといえばアメリカ、アメリカといえばJeepなのです。
そもそも「アメ車」の定義とは?
「アメ車はやっぱりV8エンジンだ!」というなんとなく固まっているアメ車の定義。
そもそものこの定義を設定すること自体がよく分からないのです。
- V8エンジン搭載
- ボディサイズが無駄にデカイ
- 左ハンドルである
- すぐ壊れる
- 個性的な見た目
確かにちょっと古いアメ車に乗っている人や、アメ車独特の性質が好きな人にはこの定義がしっくりくるかもしれません。
しかし時代は移り変わっており、その時々によってアメ車のトレンドも変わっていきます。今のアメリカ自動車市場でも「燃費向上」の意識が強まってきており、エンジンや重量のダウンサイジング化、EV化が進んでいます。
「アメ車らしさ」というのは車のひとつの魅力として感じるくらいでいいのです。
おわりに
なんだか「Jeepはアメ車だよ!」って主張するような内容になってしまいましたが、ぼくが乗っているグランドチェロキーもアメリカ車として胸を張って乗りたいと思います。
アメ車だろうが欧州車だろうが日本車だろうが、かっこいいものはかっこいい!
ぼくが好きな車たちがたまたまアメ車が多かっただけで、「アメ車ブロガー」と名乗る理由も特にはないのです。
これからも好きな車に乗って、好きなことを書いていこうと思います。
それでは皆さん、素敵なゴールデンウィークを!