観測史上最強クラスの暴風「台風15号」が君津市の我が家にもたらした被害と教訓。

崩れたブロック塀 田舎暮らし

おみそです。

 

昨日未明、ものすごい風を引き連れて台風15号はやってきました。

 

千葉市付近に上陸したのは午前5時前ということでしたが、我が家がある君津市はその前からものすごい風が吹き荒れ、家ごと吹き飛ばされるのではないかと心配になるくらいガタガタと家中が揺れていました。

 

朝になり少しずつ被害の様子がわかってきました。自宅周辺はもちろん、となり近所や周辺地域にもかなりの被害が出ましたが、今回それより大変だったのが「停電」と「暑さ」でした。

 

これまで君津市の我が家は、台風や地震などそこまで被害が出ずにやり過ごしてきましたが、さすがに今回は大変だったので、そのときの被害の様子とともにぼくたち家族が台風から学んだ教訓を書き留めておこうと思います。

 

とにかく忘れないうちに思いつくまま書いたので、一部読みづらい箇所もあるかと思いますが、ご了承ください。

 

観測史上最強の暴風、台風15号が千葉を直撃。

非常に強い勢力を持った台風15号は9月9日の午前5時前に千葉市付近に上陸しました。

 

しかし、我が家がある君津市や木更津市ではもっと前、深夜1~2時頃からすでにつよい暴風が吹き荒れていました。

 

前の日があまりにも良い天気だったため、ぼくたち家族もちょっと油断していました。「本当に台風くるのかね?」「案外そこまで被害でないのかもね。」なんて会話をしながら眠りにつきました。この時はまだ少し風が出てきて雨がポツポツ降り始めたくらいで、まさかこんなものすごいことになるとは思いませんでした。

 

念のため全ての雨戸を閉め、飛ばされそうなものは家の中に入れていましたが、台風のときは毎回「そうでもなかったね」なんて言ってた記憶があり、今回もそこまでの台風ではないだろう…と勝手に思い込んでいたのです。

 

しかし、真夜中、風の音で目が覚めました。

 

深夜2時頃、外の風が強くなり「いよいよ台風らしくなってきたな…」と思ったのですが、その音の勢いがどんどん強くなって「ガタガタ」というよりは、「ガンガン」「ゴーゴー」「ドンドン」といった表現では収まりきらないくらいものすごい風が吹いていて、家中がガタガタし始めて「このまま家ごと吹き飛ばされるのでは」と本気で心配になりました。

 

すきま風なのか、家の中のドアまでもガタガタと揺れているのです。

 

時折、「バーーーン!!」「ガーーーーン!!!」と何かが飛ばされるような音が聞こえたりしました。その状況の中でも起きない子供達と妻がスゲーなと思いました。

 

起きたついでにトイレに入ったとたん、フッと明かりが消えて停電になりました。

 

「停電か…大丈夫かな」

 

ちょっと不安になりましたが、いつもはすぐ復旧していたので「朝になればつくだろう…」くらいにしか思わず、再び寝ることにしました。

 

しかし、あまりにも風の音が怖過ぎて深くは眠れませんでした。

 

朝起きてびっくり。家の周りがぐちゃぐちゃに…。

朝は妻と子供達のほうが先に起きていました。エアコンが止まり、暑くて起きてしまったようでした。

 

風や雨はほとんど治まっていました。

 

外を見てきた妻が「大変!!!となりの屋根崩れてるしブロック塀も壊れてるよ!!」と興奮した様子で戻ってきました。

 

すぐに玄関を出て周りをみて愕然としました。

 

崩れたブロック塀

 

敷地のブロック塀が一面崩れ、となりの古い物置の屋根が飛ばされて崩れていました。畑もぐちゃぐちゃ、家の周りの木々も数本折れていました。

 

崩れた屋根

 

飛ばされたトタン

 

ぐちゃぐちゃの畑

 

折れた木々

 

「マジかよ。これはヒドイな…。」

 

たまたま仕事が休みだったため、自宅の片付けに専念することをそのとき決めました。スマホには地元消防団の自宅待機要請、各所被害の状況が送られてきます。

 

とりあえず母屋の両親家族にも声をかけ、無事と被害の状況を確認します。

 

幸い、母屋はプロパンガスを使っていたのでガスコンロが使えます。電気は使えませんが昨日の夕食の余りをお鍋で温めて、パンと一緒に朝ごはんにしました。

 

台風一過で真夏の暑さ。大変なのはここからだった…。

とりあえず電気は使えないので、エアコンも電話も使えません。

 

冷蔵庫も使えないので、中のものが悪くなるうちに調理してしまおうと妻が色々焼き始めました。ただ、作りすぎても保存しておけないので、昼飯分+アルファくらいを用意しました。

 

ラジオの情報やスマホから拾った情報をもとに、被害の全容を確認します。

 

千葉県全域が停電。9時30分現在、千葉県内で63万世帯が停電になっているとのこと。

 

同時に天気予報も流れてきて、「35度以上の暑さになるでしょう」とのこと。

 

これはヤバイ…。エアコンも使えない、扇風機もだめ、風は吹かない…。おいおいさっきまでの風はどこいっちまったんだよ!!

 

一足先に庭で片付け作業をしていたじいじが、体調不良を訴えて嘔吐しました。きっと朝飯食べて急に暑い中作業したんで身体がついていかなかったようです。あわせて熱中症のような症状も。とりあえず作業は後回しにして家族みんな家の中で過ごすことに…。

 

じいじも吐いてスッキリしたのか、水分とって横になって寝ています。

 

近所の被害も思ったよりすごい。

やってるお店があるか確認のため、車を出しました。(幸い、我が家の車はJeepも含め、大きな被害はありませんでした。)

 

信号機も全て止まっているため、お互い譲り合いながら走行します。

 

信号機は違うほうを向き、あちらこちらで電柱が傾き、看板という看板が倒され飛ばされていました。農家のビニールハウスもことごとく潰されていました。

 

当たり前ですがコンビニも開いていませんし近くのスーパー、ドラッグストアも閉まっています。

 

冠水した道路

 

道路が一部冠水しているところもあり、軽自動車が立ち往生しているところもありました。

 

機能している店舗はなかったため、ひとまず自宅へ戻ることにしました。

 

被災時の「暑さ」は一番の天敵かも。

帰宅後、片付け作業しようにもこの暑さが邪魔をして、なかなか作業がはかどりません。

 

それより暑さで自分の体調がおかしくなってしまいそうなので、作業もほどほどに家の中で休むことを優先しました。

 

テレビもつかないし、パソコンもできない。ただただ暑いだけ…。家中の窓は全開にしているはずなのに、風が通らないから全然涼しくない!!頼りになるのはうちわだけでした。

 

こうも暑いとチビちゃんたちも機嫌が悪くなります。退屈なのと暑いのとでみんなぐずり始めます。我が家に二人、妹の娘もいるので3人のチビちゃん達がご機嫌ナナメです。

 

仕方なくスイカやぶどうを出してご機嫌をとり、気分を紛らわせます。こうでもしないと今度は大人たちがやられてしまうからです。(まぁスイカもぶどうも保存しておけないから食べて良いんですがね。)

 

なんとか午後まではそんな手法で乗り切ってきましたが、夕方からますますみんなの機嫌が悪くなり、大人たちまでもピリピリし始めます。

 

ニュースでは「君津市の50m鉄塔が2基倒壊。停電復旧のメド立たず。」との知らせ。

 

おーーーう。これはますますヤバイ。このまま2~3日このままだったらどうしよう…。避難所も開設してるみたいだけど子供がいると気を使うし、木更津のほうは停電してないみたいだけど、知り合いの家に転がり込むか…?

 

色々考えているとますます不安が強くなり、疲れとイライラも蓄積していきます。

 

「すいか!すいか!」とだだをこねる娘に怒ってしまったり、泣きじゃくる下の子たちをうまくあやせなかったり、大人もいっぱいいっぱいでした。

 

そんなことをしてるうちにだんだん日が暮れて、闇夜が迫ってきます。

 

家中の懐中電灯とランタン、ロウソクをかき集めて備えます。こういうときにキャンプ道具が本当に役立ちます。

 

温水タンクに残っていたお湯を使って、各自お風呂に入り、ある食材で適当な料理を作ります。とにかく家の中が暑かったので、庭にテーブルとイスを出して外で食べることに。

 

なんとか食事の準備ができたものの、チビちゃんたちは眠さと暑さでグズグズだし、上の娘はスイカばっかり欲しがるし、明かりに虫が寄ってくるしでまぁ大変…。

 

大人たちも疲れがピークに達していました。

 

こういうときの「暑さ」は本当に人の神経をすり減らします。

 

真っ暗闇のドライブ。もしかしたら車の中が一番安心なのかも。

夕食を食べ終わり、グズる子供達を寝かせてしまうおうと、真っ暗闇の中へドライブに行くことに。(子供って車に乗ると結構すぐ寝ちゃうんですよね。)

 

近所はどこも停電しているので見渡す限り真っ暗闇。ポツポツと懐中電灯の光やランタンを灯している家があるくらい。非日常の雰囲気にすこしだけワクワクしました。

 

「よそ見しないでね」と妻に言われ、車を走らせます。(よそ見って、ほとんど真っ暗で何も見えないよ…。)

 

しばらく行くと一部の信号や街灯、コンビニに明かりが灯っていました。「少しずつ復旧してるんだね!良かったね!」と妻。

 

果たしてこの調子で我が家も復旧するのだろうか…。

 

電気が復活!電気のありがたさが痛いほどわかりました。

真っ暗闇のドライブから帰り、子供達もすっかり寝入ったため自宅のリビングで寝ることに。

 

やっぱり暑いけど、窓全開にしていれば昼間よりはまだマシかも…。

 

子供達を布団へ転がし、洗面所で歯を磨いていたとき…

 

「ついたーーーーーー!!!!」

 

明かり

 

突然周りが明るくなり、停電になる前と同じような灯りが家に灯りました。やっと復活です。

 

「良かったぁ。マジ電気ありがたい!!!」

 

妻と手を取り合い喜びました。予想していたよりも早い復旧だったので、ホッとしました。東○電力の関係者のみなさんの頑張りに心から感謝します。

 

でもまだ復旧していないところもあるだろうし、復旧したからって電気を使いすぎたら供給不足になるかもしれないから、最低限だけの電気でもう寝よう。ということになりました。

 

今回、9日の深夜2時頃~22時まで、約20時間ほどの停電でしたが、自分達がいかに電気に頼った生活をしているか、それがなくなったときにどれだけ弱くなるのかがよくわかりました。

 

【教訓】台風の時、停電の時、備えておくべきもの。

今回の台風15号がもたらした被害は想像以上のものでした。

 

でも外的な被害以上に、ぼくたち家族が学んだことが非常に大きかったと思います。

 

今回気付いたこと、感じたことを以下にまとめます。

暑さに注意

とにかくこの時期の災害で一番の天敵は「暑さ」です。

 

台風の場合、台風が過ぎ去ったあとは一気に天気が良くなり気温も上昇します。加えて雨が染み込んだ地面から水分が蒸発し、ムシムシした暑さになります。

 

このような中で片付け作業、復旧作業を行うとなると熱中症や脱水など、体調面に影響が出てくるため十分注意が必要です。今回、じいじも一時体調を崩しましたが、無理して作業をするより、こまめに水分補給をして休むほうが賢明です。

 

家の中にいても風が抜けなかったりすると蒸し暑くなります。何もしなくても汗をかき水分が奪われるので、すこしでも涼しい場所を探し、うちわをつかったり水をうまく使って暑さをしのぎましょう。

 

暑さが人の体力と精神力を削ります。

 

停電のときはランタン・ヘッドライトが大活躍

今回の停電は早朝からだったため、夜間の停電時間は少ないほうでした。

 

しかし日中でも日の光が届かない部屋や、日が陰ってくるとどうしても明かりなしでは作業がしづらくなります。

 

そんな時に大活躍してくれたのがキャンプギアのランタンとヘッドライトです。

 

キャンプギアはその性能も高く、非常用の懐中電灯よりも明るく機能性バッチリです。普段は休日の遊び道具の一つかもしれませんが、こういった災害時は本当に役立つ防災グッズになります。

 

少し金額が高くても、災害時のことも考えてある程度性能が高いランタン・ヘッドライトを持っておくことをおすすめします。

 

ポータブル充電器

これは停電が長引いた際に重要になってくるのではないでしょうか。

 

災害時、スマートフォンは外の情報や連絡のやり取りでかなり使うことになります。もちろんずっと使っていると充電もなくなってしまいます。

 

今回は車のシガーソケットから充電しましたが、充電速度が遅かったり古い充電器だとスマホは充電できないものもあるかもしれません。

 

こんなとき、ポータブルの充電器や発電機、ソーラー発電などがあれば重宝しそうです。

 

トイレのバケツや皿ラップなどの知識。

最近の日本は災害が多いため、防災の情報やサバイバル術も多く拾うことができます。

 

停電時、水洗トイレを使うにはバケツで水を流すことや、断水時、洗物を少なくするためにお皿を汚さないようラップでお皿をくるんで使ったりするなど、災害時に役立つ知識は持っておくべきです。

 

限られた資源の中で生活を続けるにはそれなりの工夫も必要になってきます。

 

何もない日からサバイバル術などを調べて、頭にいれておきましょう。

 

余計なことはしない

これは意外と大事なことかもしれません。

 

今回じいじも作業中に体調を崩しましたが、暑さと充分ではない環境の中でいろいろやろうとするといざ体調を崩したときに大変になります。

 

ケガをしても熱中症になっても病院は開いてない…。そうなったら悲惨です。

 

災害時は何より体調を最優先し、余裕があれば作業をする…くらいに思っておくほうが良いかもしれません。

 

おわりに

観測史上最強の暴風を持って上陸した台風15号。

 

たしかにこれまで経験したことない暴風の強さだった気がしますし、ぼくたち家族もここまでの被害は経験したことありません。もちろん日本各地では豪雨災害や地震でもっと大きい被害にあわれた地域もありますが、千葉県君津市や我が家周辺では稀に見る大きい被害だったと思います。

 

停電も20時間くらいでしたが、我が家で経験した停電の中では一番長かったです。

 

しかし家族全員無事で、ブロック塀崩壊以上の被害が出なくて何よりですし、この台風から学んだことは大きかったです。

 

今現在も停電が復旧していないところは多くあり、大きな被害が出ているところもあります。

 

一刻も早く電気が復旧し、一日でも早くもとの生活が取り戻せるよう祈っています。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

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