おみそです。
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なかなか更新頻度が定まらないのですが、皆さんに楽しんでもらえる記事をお届けできるよう頑張りますので宜しくお願い致します。
さて、今回はアメリカンSUVにスポットを当ててみたいと思います。
フォード「ブロンコ」です。
現在は販売されていない「過去の車」になりつつあるブロンコですが、アメ車好きには今なお人気のモデルですし、本国アメリカでもバリバリ現役で走っています。
そしてそんなブロンコの「復活」が近づいているのです…。
目次
フォード「ブロンコ」ってどんな車?

画像:Amesha-world
フォード「ブロンコ」とはいったいどんな車なのでしょうか?
「ブロンコ」という名前は野生の馬のことを意味します。野生の馬は競馬中継や乗馬で目にする馬とは程遠く、荒々しく手なずけるのは難しいです。それだけの荒々しさと広大な草原や荒野を駆け抜ける力強いイメージを重ねあわせて名付けられたのがこのフォード「ブロンコ」なのです。
もともと「SUV」という車はピックアップトラックをベースとして、荷台にルーフ(屋根)をつけたのがはじまりとされています。
このブロンコも「F-100」というフォードのピックアップトラックをベースとして作られ、1966年~1996年まで製造・販売されていました。この頃のJeep「チェロキー」や「グランド・ワゴニア」、トヨタの「ランドクルーザー」への対抗車種として造られましたが、一番のライバルといえばシボレーの「ブレイザー」でしょう。ブレイザーも同じ時期に人気を得たアメリカンSUVですが、また次の機会に詳しくご紹介します。
特徴としてはイマドキのSUVには見られない「2ドア」ボディです。シボレー「ブレイザー」もそうですが、ピックアップトラックがベースになっているので2ドアというのは自然な流れです。のちに「4ドア」ボディも登場し、イマドキのフルサイズSUVに繋がっていきます。
フォード「ブロンコ」は5代目で生産終了となりますが、初代はコンパクトSUVに位置するモデルとして登場しました。「アーリー・ブロンコ」の愛称で知られていますが、2代目以降にボディが大型化され、その代わりとして「ブロンコⅡ」というコンパクトSUVが登場します。
アメ車マニアやおしゃれキャンパーにも大人気。
フォード「ブロンコ」はすでに製造・販売はされておりませんが、中古車市場で売り買いされたりレストアして乗っている人も多くいます。
角ばったスクエアボディとオールドな雰囲気を高めてくれるヘッドライトとフロントグリル、少しリフトアップして大き目のタイヤをはかせれば本格アメリカンSUV、本格オフローダーとしてその存在感を発揮します。

画像:Lightning
やはりアメ車好きの人にはたまらない一台ですし、車をキャンプギアのひとつとして考えるおしゃれキャンパーにも人気です。こんな車でキャンプに行ったらインスタ映え間違いなしです。

こんなフルカスタムしたらもはやなんの車だかわからなくなりますが、どちらにせよめちゃくちゃカッコイイ!!
ここまでやらなくてもタイヤを換えてルーフラックなんかつければイカしたブロンコになります。ただし、年式が古いものだと駆動系が心配なので、販売店の説明をよく聞いておきましょう。

画像:Funmee!!
新型ブロンコの復活は2021年?

画像:OFF-ROAD.COM
フォード「ブロンコ」の復活は2017年に発表されましたが、その時は様々なメディアが「復活は2020年ではないか?」と予測していました。しかし、最近のフォードの動向や海外のメディアサイトを見てみると「2021年に延びる」とされています。
フォードの他の車種の発表時期や開発の遅れもあるのか、「新型ブロンコ」は世界中のブロンコファンが期待するよりもやや遅くに登場しそうです。
新型ブロンコの現在までにわかっている情報をチラッとご紹介します。
2020.3.17.追記…手っ取り早く最新画像を見たい方は以下の記事をご覧ください!
新型ブロンコは「レンジャー」とプラットフォームを共有。
今のところ、新型ブロンコはフォードのミッドサイズピックアップ「レンジャー」のプラットフォームと共有するようです。
ということは、ボディサイズは中型SUVとなる見通し。同じフォードのSUV「エクスプローラー」と同クラスかその前後に位置するサイズ感になりそうです。また、ボディタイプも「2ドア」と「4ドア」が出る予定。
あるサイトが入手した新型ブロンコのリーク写真を見るとかなり完成されたフォルムデザインですが、これまでのクラシカルな大型のスクエアボディというよりはクロスオーバーSUV的な位置づけになりそうです。

画像:BRONCO6G.com
よく見ると真ん中の写真に写ったボディの後ろに少し大きめの「影」が写っています。このことから、今見えている車が「ベイビーブロンコ」で、影が一回り大きい「新型ブロンコ」なのではないかと言われています。

少し見づらいですが…。
画像:BRONCO6G.com
他にもあるよ!関連画像。
まだまだその情報が少ない新型ブロンコ。
海外サイトで取り上げられている関連画像を載せておきます。


これはテスト走行中のスパイショット。ベイビーブロンコか新型ブロンコか、はたまた別のSUVか…。

画像:BRONCO6G.com
この後説明しますが、新型ブロンコにも「ラプター」がラインナップされるかもしれません。
ルーフトップとドアが取り外し可能に?

画像:BRONCO6G.com
なんと驚くべき情報が!
新型ブロンコはJeep「ラングラー」のようにルーフトップとドアが取り外し可能になるというのです。なんとなくラングラーのフォルムならわかる気もしますが、まさかの現代的なSUVルックな車のドアが外せるなんて誰が想像できるでしょうか。
4つから6つのモジュラールーフパネルからなる「エアルーフ」は取り外し後、リアカーゴエリア内に格納できるらしいです。


画像:BRONCO6G.com
エアルーフに取り外し可能なドア。アウトドアやオフロードのイメージにはピッタリの仕様ですが、どんな感じのデザインになるのか注目です。これまでになかった新しいSUVのカタチが見えるかもしれません。


画像:BRONCO6G.com
ハイブリッドも登場!気になるエンジンスペックは?
新型のブロンコに搭載されるエンジンはどうなんでしょうか。
今のところ2.3Lエコブーストエンジン、3.0L V6エンジン、3.5Lエコブーストエンジンの3つが搭載予定となっています。
これに加えてハイブリッドもラインナップされる予定です。確かに今のアメリカ自動車業界には「低燃費化」「電気化」の波が来ているため、新型ブロンコも例外ではないでしょう。
新型ブロンコのライバルとなるであろう、Jeep「ラングラー」もすでにハイブリッドモデルが出ており、アメ車だろうがオフローダーだろうが、車のEV化はますます進むでしょうね。
ブロンコ・ラプターも登場か!?
フォードのピックアップトラック「F-150」のハイパフォーマンスグレードとして君臨するのが「F-150ラプター」です。他にもミッドサイズピックアップトラックの「レンジャー・ラプター」があります。
そしてこのハイパフォーマンスの称号でもある「ラプター」という名前が新型ブロンコにもラインナップされるかもしれません。
詳細はまだわかりませんが、オフロード向けに造られるブロンコの最上位グレードが「ラプター」でも、その可能性は充分にありますね。ただ「ブロンコ(馬)」と「ラプター(鳥:猛禽類)」が混在することになっちゃいますけどね。
旧型ブロンコも新型ブロンコもどちらもイケてるアメリカンSUV。

画像:BRONCO6G.com
時が経てばその全貌が明かされるであろう新型ブロンコ。
新しいのも気になりますが、古いブロンコも味があってカッコイイですね。
どちらもその時代の流れを反映した、イケてるアメリカンSUVには違いありません。
古いブロンコを修理・カスタムして乗るもよし、新型ブロンコの発売を待って並行輸入で手に入れるもよし。アメリカの広大な土地を駆け回る暴れ馬のような、野性味溢れるSUVに乗ってみませんか。
2021年が楽しみだ~!!
では。