【野焼き】田舎の恒例行事『野焼き』そこはちょっとした火災現場です。

田舎暮らし

おみそです。

 

先日、地元の地区で「野焼き」が行われました。

 

「野焼き」ってやっている地域もあれば、聞いたことない人もいるかもしれません。

 

今日は田舎らしい行事「野焼き」の紹介と、参加した感想を綴っていきたいと思います。

 

野焼きとは?

野焼きする男性

 

「野焼き」とは、その名の通り「野や田畑を焼くこと」をいいます。

 

野焼き(のやき)は、野外・野山で植生を計画的に焼き払う事。

引用:Wikipedia|野焼き

 

冬の時期、田畑や野原の枯れた草木を焼き払うことで、次の田植えや植樹に備えるのです。

 

枯れた草でも春が近づき暖かくなれば新しい芽が出てきますし、そこに生息している虫なども活発に動き始めます。

 

しかし、地元の農家からすれば育てている野菜や米以外の植物は「雑草」ですし、虫たちは「害虫」です。

 

農作物をそんな敵から守る為、地元の人が協力して野焼きをするのです。

 

枯れた草木はよく燃える。

火災現場に放水する消防士

 

うちの地域の野焼きは地元のおじさんおばさん達と消防団との連携で行われます。

 

ぼくも消防団に所属しているため、人員として参加しました。

 

消防団に入ってまだ2年もたっていないため、野焼きへの参加は初めてだったのですが、これが結構キツイんです…。

 

地元のおじさん達は決められた近所の野焼きポイントへ火炎放射器や松明を使って火を入れます。

 

ただ、火をそのままにしてしまっては山や竹林に飛び火してしまうこともありますし、民家の近くまで火が延びてしまうこともあります。

 

そうなっては只事ではなくなってしまうので、大惨事になる前に消防団が火に水をかけながら調整したり、消して回るのです。

 

ポンプ車も巡回していますが、田んぼの中などは道も狭いため、団員が「シューター」と呼ばれるリュックサック型の携帯シャワーポンプを背負って回ります。(これがめっちゃ重い…)

ジェットシューターS

 

 

この日は朝からいい天気。霜も降りてなかったので、火のつきがよく、草木もよく燃えます…。

 

野焼き現場

 

おじさん達も「今年はよく燃えらぁ。」なんて言って火をつけます。

 

普段「火をつける」なんて物騒なことやらないので、おじさん達もいくらか楽しそう。ましてやこんな広範囲に堂々と火をつけるなんて…。いい気分転換になるんでしょうね。

 

「おーい!こっちの火、消しといてくれぇ。」

「そこはまだ燃やすから消すなよ!」

 

などなど、普段は「はやく鎮火しろ!!」と火を消す訓練を叩き込まれる団員に「消すな!」とは、なんとも不思議な光景でもありますね。

 

勢いよく燃える炎

 

空気も乾燥していて枯れた草木はさらに燃え上がります。

 

野焼きの炎のように熱く燃え上がるおじさん達をみながら、「枯れた草木はよく燃える。」という言葉を思い浮かべてしまったぼくは、なんとも嫌な人間です。

 

大丈夫です。ぼくもそのうち年老いて、枯れ木のようになりますから。

 

きっとよく燃えるはず。

 

野焼きの煙には要注意。

ガスマスクをつけた男性

 

冗談はさておき、野焼きもだいぶ進んでまいりました。

 

うちの地区では周辺の地域で一斉に野焼きをやるため、あちこちから煙が上がっています。

 

この煙も近所の人や観光客からしたら迷惑なもので、うちの嫁さんも「洗濯物が干せなーい」と嘆いておりました。

 

そうなんです。一斉にあちこちから尋常じゃない煙が上がるので、地元の人は窓を締め切り、洗濯物はもってのほか、外に出ることもためらうほどです。

 

野焼きの煙で真っ白

 

この日は日曜日で、都会からの観光客も多かったのですが、道路にまで煙が進出し、ドライバーの視界を遮ることになってしまうのです。

 

幸い、事故などは無かったですが、他の地域では野焼きの煙が引き起こした交通事故もあるようです。

 

 

そこらじゅうで火が燃えているおかげで全然寒くはなかったのですが、大量の煙は現場にいるぼくらにも影響を与えました。

 

ぼくはマスクをしていったのですがあまり意味はなかったようで、野焼きが終わった後数時間、のどの痛みが取れませんでした。

 

今でも少し声がかれています。

 

野焼きで学ぶ、火の恐ろしさ。

半分だけ火のついたマッチの束

 

野焼きはとてもいい経験になりました。

 

なぜかというと、消防団に所属はしているものの、仕事や家庭の都合でなかなか火災現場へ出動する機会がありません。

 

こちらの都合で火事が起きてくれることもないので、「火事の炎に接する機会」が少ないのです。

 

もちろん訓練やポンプ車の操作方法も学びますが、消防士が本業ではないため、四六時中訓練しているわけでもありません。

 

それが「野焼き」に参加すると、本当に「火事で見るような炎」を目の当たりにすることができ、火の恐ろしさを実感することができるのです。

 

「空気が乾燥していると火はすぐに大きくなる。」

「火と火が合わさると、勢いが2倍3倍になる。」

「追い風を受けた炎はガチで早い。」

 

草の背丈や量にもよりますが、場所によっては電線や屋根の高さに届くくらいの炎が上がることがあります。(実際に電線が溶けて切れたこともあるそうです…。)

 

大きな炎を消すということができるのは、なによりいい経験・訓練になると感じました。

 

まとめ

野焼きの焼け跡

 

いかがでしたか?

 

田舎の恒例行事の「野焼き」。

 

農業地域ではやっているところもあると思います。

 

今回ぼくは消防団として参加しましたが、こうしてブログネタにできるくらい色んなことを感じ、学べたのでとてもよい経験でした。

 

毎年やっていることなので、地元の人たちは慣れているでしょうが、これからも大きな火事にならないよう注意していかなければなりません。

 

普段の生活の中でも気を抜かず、火のもと・火の取り扱いには注意していきたいです。

 

みなさんも火の用心。

 

では。

 

 

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