おみそです。
あと少しでクリスマス…。
娘はクリスマスがなんなのかまだ分かっていないと思いますが、妻と話して今年は「生まれてはじめてのクリスマスプレゼントをあげよう!」ということになりました。
しかも、世間で話題になっている「おままごとキッチン」を手作りすることになり、いろいろ調べてチャレンジすることになったのです。
全くのゼロから設計し、材料を集めて組み立てる…。
ここはパパの腕の見せどころです。
今回は前編と後編のふたつに分けて、おままごとキッチンを手作りするまでの全工程と詳細を記事にしました。もし、これから手作りでおままごとキッチンを作りたい!と考えてる方は参考にしてみてください。
では、スタート!!
目次
手作りおままごとキッチンの設計図。
何事も最初が肝心。
どんなキッチンにしたいか、細かいところまでイメージを膨らませ図に書き落とします。
こんなかんじ↓

いたずら書きやメモにしか見えないですね…。
方眼紙とか使って本格的にやっても良かったのですが、クリスマスまで日がなかったのでとりあえず自分が分かればよしということで…。

とにかく、ベースとなるカラーボックスの寸法を取り、構成板材の厚さを確認します。これは後々、他の板材と組み合わせるときにビスの長さが関係するためです。
あとは、なんとなくでも「どれくらいの大きさのキッチンにするか」を考えます。
ニトリのカラーボックスがベースになっているので、そこから各材料の寸法を割り出せば良いのです。
設計する段階で水栓やコンロ、取っ手部分はどの部品を使うのかなどを決めておくと良いと思います。ネットで「おままごとキッチン」と検索すれば、いろいろな人の作り方やアイディアが見れるので参考にします。
100均のアイテムでも何が使えそうかをあらかじめ調べておくと良いでしょう。
手作りおままごとキッチンの材料。
ベースはニトリの2段カラーボックス
ベースとなる本体はニトリの二段カラーボックスです。あとはほとんど100均で揃えています。ビスや丁番などの金物、板材などはホームセンターです。

↑ニトリのカラボ2段。高さが59センチのものと72センチ(A4ファイルが入るサイズ)のものがあるのですが、我が家は59センチの小さいほうを使用しました。
中には3段ボックスを使用してシステムキッチンっぽく作っている人もいらっしゃるようです。
板材
使う板材はホームセンターのカットサービスを利用しました。電動丸ノコやジグソーなどをお持ちの方は自宅ですぐできてしまいますが、持っていない方はホームセンターで頼みましょう。
1面カット50円くらいでやってもらえます。(特殊なカットは割り増し)
また、下の写真は1000円くらいの1枚の板材から切り出してもらいました。ただし、ホームセンターにお願いするときはどのように切り出したらよいかを考えて店員さんに伝えなければなりません。(そのような図面を木取り図と呼びます。)
今回は1枚の板でちょうどよく切り出すことができました。

①前面板 … 今回は「お店屋さん」もできるようにこの前面板に窓を作ります。
②天板 … 丸く開いた穴にシンクに見立てたボウルがはまります。
③カウンター枠 … 天板をのせる枠材です。ボウルの深さに合わせます。
④扉板 … シンク下の観音開き扉になる板です。
飾り付けの材料
すべて100均のアイテムですが、いかに「それっぽく見えるか」が重要になってきますので、100均をハシゴしていろいろ探してみてください。

①ボウル … シンクとして使います。18×18×6.5(内径16)です。2段カラボにはこれくらいがちょうど良さそうです。ダイソーで購入。
②キャスター … 奥さんが「楽に移動できるほうがいい」と言うのでキャスターを付けます。セリアで購入。
③取っ手 … 扉の取っ手。アンティーク調のものです。セリアで購入。
④取っ手 … こちらは水栓のハンドル部分に見立てます。セリアで購入。
⑤ディスペンサー … ノズル部分だけを蛇口に見立てて使います。セリアで購入。
塗料とリメイクシート
イマドキの100均はすごいです。
塗料もあれば工具もある。釣具もあるし、なんでも揃います。
リメイクシートもバラエティー豊かで選択肢が広がります。柄によってキッチンの雰囲気が大きく変わるので、自分のイメージに合ったものを選びましょう。

①水性塗料 … セリアの「スモーキーブルー」をチョイス。別途ホワイトも用意します。
②刷毛 … 色ごとに使い分けます。(変色を防ぐため)これもセリアで購入。
③リメイクシート … ホワイトの木目調にしました。レンガ調やカラフルな壁紙っぽいのもあるので、リメイクシートひとつで印象がガラッと変わります。セリアで購入。
この他にも追加で材料を購入しましたが、後ほどご紹介します。
あったほうがいい道具
・インパクトドライバー … 手回しだと時間もかかるし疲れます。
・メジャー … 材料探しの時から必要です。
・穴あけドリル … インパクトのビット(先の部分)をドリルに替えればオーケー。
・ジグソー … 曲線を切るのに便利。今回はボウル用の穴に使いました。ホームセンターで貸してくれます。
・その他 … ドライバー(手回し)、カッター、鉛筆、木工ボンド、ヤスリ、掃除機、ドライヤー
カラーボックスを組み立てる。
まずはベースとなるニトリのカラーボックスから組み立てていきます。
側板にリメイクシートを貼る。
カラーボックスを組み立てる前に、側板となる板材(本来はカラーボックスの天板と底板)にリメイクシートを貼っていきます。
最初に貼っておくことでシートを巻き込んだ状態でビス止めできるので「剥がれ防止」に繋がります。

裏紙をいきなり剥がさずに、少しずつ空気を抜きながら貼っていくとうまくいきますよ。
空気を抜く際は真ん中から両側に向けて「ハ」の字を描くように貼っていきます。
カラーボックスの板材は表面がツルツルしてるので貼り付けやすいです。

一面に貼れたら、四つ角をカッターやハサミで切り落とします。これは内側に巻き込んだときにはみ出るのを防ぐためです。
内側はほとんど見えないので、そこまでキレイに切らなくて大丈夫です。

四つ角を切り落とすとこんな感じ。
四箇所すべて切り落としたら、内側に巻き込んで貼り付けます。
もし、はみ出してしまった部分があればキレイに切っちゃいましょう。↓

もう一枚も同様に貼り付けるとこんな感じになります。↓

ニトリのカラーボックスを組み立てる。
リメイクシートを貼り終えたら、付属の説明書の手順に沿って組み立てていきます。
手回しドライバーで充分組み立てられるよう設計されているので、ここではインパクトドライバーは必要ありません。
組み立てる際、材料の番号を示したシールを剥がすのを忘れずに。↓

組み立てるとこんな感じになります。扉をつけるので内側はほとんど見えなくなります。
気になる方はリメイクシートを内側まできれいに貼ってくださいw

天板カウンターを作る。
ニトリのカラーボックスの上にのせる天板カウンターを作ります。
高さの基準となるのはシンクに見立てたダイソーのステンレスボウル。高さ6.5センチ。
余裕をみて枠材の高さは7センチにしました。
また、1面は前面板がくるので、カウンター枠材は3面で構成されます。↓

正面からの見栄えを考えて、継ぎ目が見えないようこのようにビス止めします。↓

板の厚さを考えてビスを真ん中に打たないと、脇から貫通して出てきてしまうこともあるので要注意です。
塗装
できたら、あらかじめホームセンターでボウル用の丸穴を開けておいた天板と一緒に塗装します。
天板は妻と相談した結果、ホワイトにすることになりました。

水性塗料なので、色の濃さを見ながら水でうすめて調整します。
ドライヤーを使えばすぐに乾くので、2度塗りしても良いかもしれません。
部屋の中で塗装作業する場合は、汚れないように対策を施してください。(この日は雨降りだったので仕方なく部屋の中で作業してました…。)
それぞれ完全に乾いたらカラーボックスに取り付けていきます。
カラーボックスへの取り付け
取り付け方法は悩みましたが、内側にL字金具で止めることにしました。
L字金具はさすがに100均で売っていなかったので、ホームセンターで購入しました。

打つ場所はだいたいで決めました。まぁ外から見えないので、取れなければ大丈夫ってことで。

全部で6箇所、ビス止めできたらいよいよカウンター天板をのせて取り付けます。
しかし!
…写真を撮り忘れてしまった。(めっちゃ集中してた時間だったんです。たぶん。)
説明すると、接着剤でボウルを取り付けた天板をカウンター枠材にのせ、4箇所をビス止めします。
簡単でしょ?w
扉を作る。
次にカウンター下の収納部分に取り付ける扉を作ります。
「扉を作る」といっても色を塗って、取っ手を付けるだけです。
色はセリアで購入した水性塗料「スモーキーブルー」。

写真だと結構明るく見えますが、乾くともう少し暗い青になります。
お好みで薄く塗ったり、2度塗り3度塗りしてもよいでしょう。
我が家は2度塗りしたあとにアンティーク加工っぽくしたくて部分的にホワイトを塗りましたが、最終的によく分からなくなりましたw
アンティーク加工とか、ヴィンテージ加工って難しい…。

色を塗って、しっかり乾かしたら取っ手を取り付けます。
これで扉の完成!
取っ手のおかげで雰囲気が出ました。縦に取り付けたのはパパのセンス!パパのセンス!!!

つづく
前編は扉の作成までで終了です。
後編は部品の取り付け~仕上げ、完成までをお届けします。
お楽しみに!