おみそです。
奥さんが二人目を妊娠してしばらく経ちます。
ひどかった「つわり」もヤマを越え、安定期に入りました。
体調が悪かったママの表情にも笑顔が戻り、家の中も少し明るくなったかな。…とほっとしたのもつかの間、こんどは1歳半になった娘ちゃんにトラブルが!!
「おむつかぶれ」です。
しかもおむつかぶれでもヒドイ症状の「乳児寄生菌性紅斑」(カンジダ皮膚炎)というカンジダが原因のものでした。
赤ちゃんや乳幼児のほとんどが一度は経験するという「おむつかぶれ」。
しかもその最上級バージョンを娘に経験させてしまった新米パパの反省文をご覧ください。
目次
すべて両親の責任。

うちの娘ははじめお股の前の部分が少し赤くなり始めました。
でも「これくらい大丈夫だろう。」とあまり気にしていませんでした。しかし、日に日に赤みが増してきて本人も痒がるようになってきたのです。
市販の薬を塗って対応していましたが、良くなるどころかさらに赤い部分が広がり、小さなブツブツも出てきました。
この頃には娘も痛痒いのか、夜も何回か起きてしまい、しまいにはおしっこが染みて大泣き。
やっと病院に連れて行くことになったのです。
病院で「乳児寄生菌性紅斑だね!」って言われて、こちらはなんのことやら…?
正確にはおむつかぶれとはまた違った類になるそうですが、簡単に言うとおむつかぶれの最上級バージョンってことらしい…。
ここまで病院に連れて行かなかったのはぼくたち両親の責任です…。
参考⇒乳児寄生菌性紅斑とは?
おむつかぶれの原因は?

おむつかぶれになる原因はさまざまです。
特に子どものお肌は敏感で弱いので、ちょっとしたことが原因で発症したり、いくつかの要因が重なることで起こったりするようです。
①おしっこ
子どもはビックリするくらいよくおしっこします。うちの娘もよくお茶をがぶ飲みしますw「さっき替えたばっかりなのにもうパンパン!」なんてことはしょっちゅうです。
これだけおしっこすればおむつの中はムレムレですよね。
おむつとはおしっこという水分を逃さないように作られているものですから、いくら「通気性が良い」とか言ってもムレるものはムレるんです。
またおしっこのアルカリ性も皮膚には強い刺激になります。
②うんち
うちの娘はうんちが出たら教えてくれます。「うんち、でた!」「うんち、ぼとん!」などと言って。
出る前に教えてくれればいいのだけれど、まだそれは特訓中です!
うんちも様々な菌を含んでいるので、ずっと肌に触れっぱなしは良くありません。
また下痢をしていたりすると水分を多く含んだものになり、肌への刺激も強くなります。
③汗
歩き始めたばかり~駆け回る頃になるとよく汗をかくようになります。
特に夏の暑い日などは家の中にいるだけで汗をかきます。
するとおむつの中はやはりムレムレ状態。ほおっておくと汗そのものが肌刺激の原因になり、かぶれを起こしてしまいます。
④こすれ
サイズの合っていないおむつをはかせている場合は要注意です。
肌が弱い子どもにはギャザーの締め付けや少しの繊維質が刺激となってしまいます。せめてものサイズが合ったおむつを選びましょう。
また、おむつ替えのときの「ゴシゴシ」はNGです。
とくにぼくのような新米パパは「ゴシゴシしてしっかり綺麗にしなきゃ!」といらん正義感で子どものおしりをゴシゴシします。
それが原因でおむつかぶれに繋がることもあるのです。
⑤カンジダ感染
うちの娘がこれでした。
「カンジダ」とはカビ菌の一種です。普段から人間の体に生息していて(常在菌)、特に何もなければ悪さはしない菌なのですが、体調が悪いときや不衛生な環境では増殖して炎症などを起こします。
元来はヒトの体表や消化管、それに女性の膣粘膜に普通に生息するもので、多くの場合は特に何の影響も与えないのだが、体調が悪いときなどに病変を起こす日和見感染の原因となるものである。
引用元:Wikipedia|カンジダ
子どものおむつかぶれがあまりにヒドイ場合はこのカンジダ皮膚炎かもしれません。
市販の塗り薬など、ものによってはこのカンジダ皮膚炎に逆効果のものもあります。もし市販の薬を使ってるのに治らない…。という方は、早めに病院を受診しましょう。
おしっこだけのときは拭かなくてよい?

ここでビックリするお知らせがあります。
「おしっこしかしてないときは、お股を拭かなくても良い」という新米パパにとっては目が点になるお知らせです。
この事実を娘を病院に連れて行ってはじめて聞きました。
ソースは病院の先生とうちの母(ばばちゃん)です。
ぼくも奥さんもこの驚愕の事実に「えっ?」ってなりました。
だっておしっこ大量にしてて、きっと皮膚にも付着してるから拭いたほうがいいもんだと思っていたのに、「拭かなくていい」という言葉に一瞬耳を疑いました。
ただ、お医者さんやばばちゃんいわく、
- 「今のおむつは吸収力も上がってるから、へたにおしり拭きなんかで拭くほうが肌に悪い。」
- 「気になる場合はぬるま湯で湿らせたガーゼ等で押し当てるくらいでよい。」
- 「そもそもおしりふきが肌刺激になる。」
とのこと。
どうやらおしっこくらいなら拭かなくてもよくて、市販のおしりふきに含まれる化学物質のほうが肌には悪いよ!ということらしい。
おいおい!そんなの聞いてねーよー!!
新米パパのぼくも新米ママの奥さんも、この事実は今の今まで知りませんでした…。
ばばちゃんも「そうだよー」なんて。
「おしっこだけなら拭かない。」これって世間の常識でしたかね?
おしりふきが原因であれることも?

お世話になっている皮膚科の先生は「おしりふきにも注意が必要」と言っています。
上述したとおり、ぼくら夫婦はおしっこの時もおしりふきでゴシゴシしてたわけですが、市販のおしりふきにはたいてい「防腐剤」が入っています。
「おしりふきって湿ってるけど腐らないよね?それって防腐剤が入ってるからだよ。」
なんて先生あっさり言ってたけど、良く考えると恐いこと言ってるな…。
うちで使っているおしりふきがどこのメーカーかは明記しませんが、だいたいのものには防腐剤や添加物が入っています。全くの無添加コットンなんてあるのかしら?
確かに中身が腐って子どものおしりに刺激になっては本末転倒。防腐剤がはいってても仕方ない気もしますが、なるべく使わないようにしたいですね。

うちで使っているおしりふきの成分表示。
「フェノキシエタノール」というのが防腐剤らしいです。他にも化粧品などに含まれる防腐剤「パラベン」は有名です。
「無添加!パラベン不使用!」と書いてあっても、フェノキシエタノールが入っていれば防腐剤が入っていることになります。
参考⇒フェノキシエタノールは化粧品の防腐剤。メリットと危険性!|エイジングケアアカデミー
おむつかぶれを予防するには?

冒頭で「赤ちゃんや乳幼児のほとんどが一度は経験する」と言いましたが、もちろん発症しないように予防することもできます。
うちでは今回のことをキッカケに以下のことを意識しています。病院でもらった薬の効果もあり、少しづつ良くなっています。
①こまめにおむつ交換をする。
これが基本ではないでしょうか。
うちの娘は結構おむつがパンパンになるまで放置されていました…。(※放置していたというよりかはすぐパンパンになちゃうんです。)
うんちの時はニオイでわかりますが、おしっこだけだとついつい「後回し」になりがち。外出時はタイミングを逃すと長時間おむつパンパンなんてことも。
やはり清潔で乾いた肌であることは雑菌の増殖を防ぐことになります。
普段から気にかけて、おしっこがある程度たまったらすぐ交換してあげましょう。
②ゴシゴシ拭きはもうやめた。
「綺麗にしてあげよう!」というパパのムダなおせっかい感情がよくありません。
ぼくはおむつがえの時もお風呂の時もけっこうゴシゴシ拭いていた気がします。
結果、これも一因して娘に辛い思いをさせることになったので、今はなるべく肌刺激の少ないようにやさしく拭き取るようにしています。
③おしっこだけの時は拭かない。
拭いてあげたくなる気持ちもわかりますが、そこはぐっとこらえてスルーしましょう。
気になるときは湿らせたガーゼで押し当て拭きをしたあと、乾いたガーゼでさっと湿気を拭き取ります。
毎回のようにおしりふきで拭いていたので最初は不安でしたが、意外とお肌にはこのほうがいいのかなと思います。
誰か最初に教えてくれよ…。
④おむつ用品の見直し
サイズが合ったおむつを選ぶのはもちろんですが、「材質のよいものを選ぶ」ことも重要です。
うちの娘は「安いおむつ」にしたとたん、症状が出始めました。
それまでは少し値が張ってもやわらかくて通気性の優れたおむつを使っていました。でも「うちの子健康だし、安いおむつでも大丈夫じゃね?」ってことで一番安いおむつを使い始めました。
しかし、「安かろう悪かろう」とは言ったもので、安いおむつにしたとたんに症状が出たことを考えると品質がよいものを使うのは大事なことですね。
また、「おしりふき」もほぼ使わなくなりました。
うんちのとき以外はガーゼを使っています。
赤ちゃんに使うものなので、もともと添加物は最小限に抑えられているのでしょうけど、なるべく防腐剤などでかぶれるリスクを減らしたいですからね。
まとめ

うちの娘も病院に行ってからまだ数日ですが、まだ患部は完治しておりません。
もらった薬を塗りながら上記のホームケアを心がけています。
「もっと早くに病院に行っていれば…」
「もっといいおむつを使っていれば…」
「こまめにおむつを替えていれば…」
など、親として悔やむことも多いですが、これを機会によく反省してしっかり子育てと向き合っていきたいと思います。
いやぁ、しかし「おしっこだけのときは拭かなくていい」とか…。
先に言ってよ!w
では。