おみそです。
海外では人気の「オーバーランディング」。車で大陸を横断する冒険旅行です。
そんな大陸の車旅は2~3日ではとどまらず、出発から目的地まで数週間から数ヶ月にわたり旅をすることになります。
旅の最中はもちろんキャンプがメインなので、当然「お風呂」もありません。
砂埃が舞う中、草木が生い茂る森の中、一日中行動していれば汗と汚れでお風呂も入りたくなりますよね。
空と大地のあいだ、仲間・家族と愛車だけしかいない環境で、どうやって体の清潔を保っているのでしょうか。
色々調べてみました。
目次
オーバーランディングは楽しくも過酷な旅である。

「オーバーランディング」といってもその楽しみ方は多様化しており、ひとことで「過酷な旅だ」とも言いがたい部分があります。
そもそも「オーバーランド」「オーバーランディング」という言葉の定義もあいまいで、国や地域、旅する人によってスタイルは変わります。
ぼくが主に取り上げているのはアメリカ大陸を四駆のSUVやトラックにキャンプギアを積んで旅をするスタイルです。
どんなスタイルにせよ、元をたどればマルコ・ポーロが国交の為に大陸を旅した時までさかのぼることができます。もちろんその頃はスマホもカーナビもないわけで、長距離の旅は命がけのものだったでしょう。
限られた資源と道具を駆使し、道なき道をゆく。
これは現代のオーバーランディングの旅にも通じていることです。
そんな過酷な旅も緻密な計画と準備をして、楽しい仲間や愛する家族と行けば、最高に楽しい旅になります。
さて、ここで気になるのが「お風呂」ですね。
日本人としては気になるところです…。
日本人と外国人のお風呂文化の違い。

ちょっと待ってください。
そもそも日本人と外国人では「お風呂文化」が違うので、そこから考えてみなければなりません。
「旅スルノニオ風呂?ノーセンキュー!」なんて言われてしまいそうです。
参考サイト⇒なぜ外国人はお風呂につからないの?世界の入浴事情を探る|FUROZUKI
湯船につかる機会が少ない外国人にとっては、少しくらいお風呂に入らなくても香水やボディシートで拭くくらいでも我慢できてしまうようです。
でもやっぱり日本人としてはお風呂のことも考えて旅をしたい!…ですよね?
ポータブルシャワー

なんだ、便利なものがあるじゃないか!
そうなんです。キャンプ用のポータブルシャワーがあればじゅうぶん清潔を保つことができます。たとえ「湯船につかる」ということができなくても、全身を洗って流せれば、それだけでスッキリします。
リンスキット 加圧式簡易シャワー
ポンプや電源を使用しない加圧式簡易シャワー。約1分間で7.5リットルの水を溜めることができ、6種類の放水タイプが選べます。連続放水は2~3分と短く、温水ではないため、全身を洗うというより、軽く手足を流す程度でしょう。(温水を溜めることも可能。)
コールマン ホットウォーターオンデマンド
「温水で全身シャワーを浴びたい!」ということであれば、コールマンのホットウォーターオンデマンドがオススメです。
ポータブル温水器なので持ち運びも簡単ですし、冷たい水から熱いお湯までダイヤルひとつで変えることができます。
少々値は張りますが、シャワーのためならこれくらい出してもよいかもしれません。
ポータブルシャワーは家族で使う分には気は使いませんが、異性を含む友達同士だと脱衣場なども考慮する必要がありそうです。
また、海外のオーバーランダーたちはコンプレッサーとビニールパイプなどを利用してポータブルシャワーを車に装備しています。これならDIYでできそうですね。↓
ボディシート
そこまで汗をかいていない、汚れていないようであればボディシートの拭き取りでも充分清涼感は得られそうです。
全身を清拭するのであれば、よく売っているデオドラントシートみたいなものではなく、厚手で1枚が大きめのものを買いましょう。
また、清拭用の液状ソープや水のいらないドライシャンプーなどを併用すると、よりサッパリできます。
近くのスーパー銭湯

最終的には「ちゃんとお風呂に入る」が正解です。
海外の大陸のドン真ん中や山の中では考えにくいですが、日本で旅をするなら近くのスーパー銭湯などをさがしましょう。
日本は国土がせまい分、どんなに山奥でも数時間車を走らせれば市街へ出ることは可能です。昔ながらの銭湯やファミリー向けのスーパー銭湯などもあるでしょう。
最近はシャワー完備の漫画喫茶も増えていますから、体を洗う場所を探すのに苦労はしません。
海外のオーバーランダーたちも町に寄ればホテルに泊まり、シャワーを浴びてリセットしているようです。その町で英気を養い、食材などを調達して再出発するのです。
不便を楽しむ。

いかがでしたか?
過酷なオーバーランディングの旅で体の清潔を保つことは健康を保つことに繋がります。また、長く楽しく旅をするには健康を第一に考えなければならないのです。
日本では少し車を走らせれば何かしらあります。お店、住宅、温泉施設…。
それほど無理な旅にはならないでしょう。
海外のオーバーランディングであれ、日本のキャンプであれ、限られたモノの中で自ら工夫して生活を構築していくのはとても楽しいものです。
「不便を楽しむ。」
これに尽きるのではないでしょうか。