【究極の車遊び】オーバーランディングスタイルを完成させる10のアイテムをご紹介。

オーバーランディング

おみそです。

 

最近、オートキャンプシーンでも「オーバーランディングスタイル」「オーバーランダースタイル」といった位置づけで「車×キャンプ」といったスタイルのキャンプが注目されだしました。

 

日本でよく聞く「オートキャンプ」とは少し違い、本格オフロードビークルにキャンプギアを積載し、数日から数ヶ月旅することをオーバーランディングと呼び、アメリカやオーストラリア、ヨーロッパでメジャーな旅のスタイルとなっています。

 

 

国土がせまく、長期休暇を取りづらい日本では車で数ヶ月も旅をするといったスタイルはあまり現実的ではありませんが、そのエッセンスだけでも取り入れてオーバーランディング風味を楽しむことが他のキャンパーとの差別化を図ることにもなります。

 

 

そんなオーバーランディングスタイル(オーバーランダースタイル)のキャンプを構成するアイテムを10ほど紹介したいと思います。

 

通常のオートキャンプではなかなか使わないようなアイテムばかりですが、これこそがオーバーランディングを安全に楽しむためのスペシャルな道具になるのです。

 

オーバーランディングとは車とキャンプを楽しむ究極の遊び。

 

オーバーランディングとはアメリカやオーストラリア、ヨーロッパなどで人気急上昇中の車旅です。

 

海外では舗装されていない道や広大な土地が多くあり、車を使って自然の中に入っていき、アクティビティを楽しむことが「休日の過ごし方」として浸透しています。

 

ありのままの自然の中に入っていくので、車もそれなりの装備を積み、それなりに頑丈なものが求められます。本格オフロード仕様にカスタムするもよし、ゆるーくおしゃれにドレスアップするもよし。車好きなら車をキャンプ道具のひとつとして考え、こだわりたくなるものです。

 

またオーバーランディングの魅力はもちろんキャンプにもあります。

 

日本のように整備されたオートキャンプ場ではなく、そのほとんどが広大な国立公園のど真ん中だったり、たまたま見つけた川沿いの野営地だったり…。限りなくサバイバルに近いキャンプを楽しめるのもオーバーランディングの魅力でしょう。

 

国土の問題や山や森の性質からして、日本で同じようにオーバーランディングスタイルのキャンプをする場所は限られてくると思います。

 

 

オーバーランディングスタイルを完成させるアイテム達。

それでは「オーバーランディングスタイル」を完成させる10のアイテム達を紹介します。

 

通常のオートキャンプでは使うことがない道具もありますが、これらを少しずつ取り入れるだけでオーバーランディングっぽいキャンプスタイルに近づくことができます。

 

①ルーフラック(ルーフキャリア)

ランドクルーザーに取り付けたARBのルーフラック

画像:OUT BACK

 

四駆やキャンプ仕様の車には高い頻度で取り付けられている「ルーフラック」。ルーフキャリアとも呼びますね。

 

キャンプ道具やオーバーランディングの道具なんかを積載する、全てのベースとなるのがルーフラックです。ルーフトップテント・サイドオーニング・コンテナボックス・ジャッキ・トラクションボード…。ルーフラックに載せたりくくりつけたりと、車の荷台では収まりきらないものをルーフラックでまかないます。

 

荷物を積むだけでなく、人が登れるくらいの強度はあるので、写真撮影やルート前方の確認などにも役立ちます。

 

車をキャンプ仕様にカスタマイズする際の入門アイテムとも言えますね。

 

金額は数万円で手に入るものもあれば、十数万円するものもあります。できれば積載量や強度にこだわった良いものを選びたいです。

 

メディアでも「オーバーランダースタイル」と名づけてINNOのルーフラックが紹介されていました。

 

INNOのルーフラック

オーバーランダースタイルでジムニーが一層映える!INNOの便利なオフロード車向けアタッチメント@DIME

 

 

②ルーフテント

23ZEROのルーフトップテント

画像:23ZERO

 

通常の地上テントではダメということではありませんが、車がメインのオーバーランディングの旅ではルーフテントのほうが理にかなっているのです。

 

・設営、撤収がほぼワンアクション(開くだけ・閉じるだけ)なので楽。

・場所を選ばず、地上のコンディションに関係なく設営できる。

・緊急時もテントを閉じてすぐに出発できる。

 

これらの理由から、長距離の車旅をするオーバーランダー達にはルーフテントが好まれています。

 

最近の日本では「車中泊」が人気ですが、車中泊は車内にある程度の空間的余裕を作らなければなりません。しかしオーバーランディングでは食料以外にも水や燃料、着替え、バッテリー、ガスボンベなど積み込まなければいけない荷物がたくさんあります。シートをフラットにして横になる余裕なんてないのです。

 

その為、車上にテントを構えるのが一番良いのです。

 

別の記事でルーフテントを詳しく説明していますが、金額的には地上テントより高額になります。また、ほとんどのメーカーのルーフテントが「ルーフラック(ルーフキャリア)」を土台として取り付けるタイプなので、必然的にルーフラックが必要になります。

オススメ記事☆⇒ルーフテントがひそかな人気!キャンピングカー買うよりオススメですよ。

 

両方合わせると数十万円とかなりの金額になりかねませんが、キャンピングカー買うよりは安いですし、今乗っている車をキャンピングカーとして使えるようになるのが良いですね。

 

軽自動車など、積載量の関係でルーフテントを積めない車もあります。

 

 

③トレイルキッチン

引き出しタイプのキッチン、トレイルキッチン

画像:Outside online

 

車のラゲッジスペースを改造して「引き出し型キッチン」にしたものをトレイルキッチンとかオーバーランドキッチンなどと呼びます。

 

日本でも自作でラゲッジスペースにキッチンセットを組み込んでいるキャンパーもいますが、海外ではトレイルキッチン専門のビルドメーカーがあったりします。

 

海外のオーバーランディングでは「とにかく食べれれば良い」みたいな風潮もあり、「焚き火で料理」「火起こしも手作業で」みたいな「不便を楽しむ」というよりは機能的・実用的な装備が好まれます。このへんは好みが別れるところでしょう。

 

 

④ハイリフトジャッキ

ハイリフトジャッキで車を持ち上げる様子

画像:4WAAM

 

一般のオートキャンプではまず使うことがないであろう「ハイリフトジャッキ」

 

日頃からオフロード走行を楽しんでいる人なら持っているかもしれませんが、自宅とキャンプ場を行って帰ってくるくらいなら買おうとも思わないでしょう。

 

しかし、本場のオーバーランダー達はいつタイヤトラブルが起きてもおかしくない道を走っています。いざという時はこのハイリフトジャッキを使ってタイヤ交換をしたり、クリアランス確保に使ったりします。

 

本格オフロード走行を目指すなら必要になってくるでしょう。

 

ちなみにハイリフトジャッキの「ハイリフト」とは「ハイリフト(Hi Lift)社」というメーカーのことです。公式サイトはこちら⇒Hi Lift

 

 

⑤エアーコンプレッサー

ARBのエアーコンプレッサー

画像:ARB

 

こちらもオフロードのアイテムです。

 

普段はタイヤの空気圧なんてあまり気にしないと思います。高速に乗る前に空気の抜けがないか、外傷がないかをさらっと確認するくらいではないでしょうか。

 

しかし、ゴツゴツした岩が転がるオフロードを行くのであれば、より路面に合った空気圧に調整することでその走破性はグンと上がります。

 

オーバーランディングのシーンでよく見かけるアップダウンが激しく大きな岩が転がる悪路では、通常よりも空気圧を落とすことで路面とタイヤの接地面を増やし、タイヤの形状に自由度を持たせることによってより効率的な走行が可能となります。

 

そこで必要になってくるのが「エアーコンプレッサー」です。

 

ARBツインコンプレッサー

画像:ARB

 

悪路に入る前に空気圧を調整し、路面の状況が変わればそれに合わせてまた調整する…。一見面倒くさそうな作業ですが、広大なフィールドを何日もかけて走行するオーバーランディングではスペアタイヤを何本も持っていくわけにはいきません。

 

限られた本数の中で走行するためにも、「タイヤを長く安全に使う」ということは重要なことなのです。

 

日本のオートキャンプならば空気圧を落とすようなオフロードを走ることはまず無いでしょうけど、コンプレッサーを一台持っていれば自宅で空気圧の点検などに使えて便利です。

 

 

⑥LEDライト

オフロードのLEDライト

 

今の車を本格オフローダー、オーバーランディングビークルにドレスアップするのであれば「LEDライト」もオススメです。大ぶりの丸型ライトやライン状ライトなど、ひとつ付けるだけでもグッとオフロード感が増します。

 

ARBの丸型LEDライト

画像:ARB

ライン型LEDライト

画像:CALWING

 

でも本場のオーバーランダー達はただドレスアップのためだけに付けてるのではありません。

 

当たり前ですが、一歩大自然の中に踏み入れば街灯やネオンなんてありません。夜になれば頼りは自分の車のヘッドライトだけです。しかし、標準装備のヘッドライトだけでは照らせる範囲に限界がありますし、万が一岩などにヘッドライトをぶつけて損傷してしまっては移動するもの危険です。

 

動物が出てきたり、崖っぷちを走行することもあるかもしれません。

 

ドライバーの視界確保のため、車に乗る人の安全確保のためにもライトの追加は必要なのです。

 

 

⑦トラクションボード(MaxTraxなど)

マックストラックスを使い脱出を試みる車

画像:MaxTrax

 

リカバリーボードなどとも呼びます。

 

オフロード走行やオーバーランディングではメジャーなアイテムのひとつです。舗装されていない道を走っていれば突然ぬかるみにはまったり、スタックして脱出できなくなることもあります。そんなときにこのトラクションボードをタイヤの下に差し込むことでタイヤの沈み・空転を防ぎ、脱出を手助けします。

 

雪上走行にも使えますので、雪が多い地域にお住まいの方やウィンターレジャーによく出かける人は1セット持っていると良いかもしれません。

 

 

⑧ウインチ、牽引ロープなど

WARNのウインチ

画像:WARN

 

本格的なオフロードに挑戦するなら持っておいたほうが良いリカバリーアイテムです。

 

すでに紹介したトラクションボードとともに、スタックの状態から脱出する際にウインチや牽引ロープが役立ちます。木の幹と車を繋いで引っ張る力を利用して脱出します。2台以上のチームで動く場合で、相手の車が動けなくなった時などに重宝するでしょう。

 

スタックからの脱出はもちろんですが、大きな倒木や岩を動かすのにも役立ちます。

 

参考動画:Patriot Games (17:10あたりから) 

 

 

⑨サイドオーニング(サイドタープ)

サイドタープを展開しキャンプをする様子

画像:RIGD

 

「サイドオーニング」はちょっとした休憩の際にもさっと展開ことができ重宝します。砂漠や荒野などでは屋根になるものがないため、日差しを防ぐのに大いに役立ちます。

 

とは言っても、日本でそんな過酷な状況下になることはないでしょう。

 

でもちょっとしたドライブでの休憩やデイキャンプなんかでは活躍しそうです。

 

 

⑩シュノーケル

パッと見て「あ!オフロードビークルだな!」と一発でわかるのがこの「シュノーケル」です。

 

泳ぐときにつけるあのシュノーケルと同じような機能を持ち、車の呼吸を助けてくれます。

 

コロラドに装着されたAEVのシュノーケル

画像:AEV

 

オフロードを走行する際、乾いた場所だと砂埃が立ちます。その中を走行していると砂埃がエンジンルームやエンジン内に入り込み、思わぬ不具合を招くことがあります。もちろんエアクリーナーという空気のろ過装置がついていますが、砂埃の中を長時間走っているとクリーナーも目詰まりを起こし機能しなくなってしまいます。

 

そんな時にこの「シュノーケル」を装着すれば地面より高い位置で吸気が行えるので、エンジン内に綺麗な空気を取り込みやすくなるのです。

 

AEVのシュノーケル

画像:AEV

 

「高い位置での吸気」は車の水中走行も可能にします。

 

日本ではあまりないですが、海外のオフロード走行では水深の深い川を横断することもしばしばあります。そんな時、シュノーケルをつけていないとエンジン内に水が入り込みトラブルになってしまいます。車の種類や車高により、シュノーケルをつけていなくてもある程度の水深までなら走行できますが、エンジンルームが水に浸かるような水深ではシュノーケルをつけたほうが良いです。

 

まぁ、そんな場所を走る機会はほとんどないので日本ではドレスアップとしての意味合いが強いかもしれません。

 

シュノーケルをつけるには車のボディに穴を開けることになりますので、購入する際は慎重に。

 

 

真の醍醐味は「そこに行くこと」。

大自然の中を行く四駆

 

色々なアイテムをご紹介してきましたが、オーバーランディングの真の醍醐味、魅力はどこにあるのかというと目的地までいく「過程」にあります。「そこに行くこと」自体が楽しむ要素なのです。

 

出発前からルートの計画を立てたり、必要な道具や装備・消耗品を買い揃えたり、車の洗車やメンテナンスをしたり…。遠足の前の日みたいに「準備」そのものが楽しいんです。

 

出発しても目的地へ向かう道中、素晴らしい景色にめぐり合えたり、悪路でのちょっとしたトラブルをみんなで力を合わせて乗り切ったり…。何が起こるか分からないのが「旅」ですが、その起こりうる全てが思い出となるのです。

 

どんなトラブルも「よい思い出」にできるのは無事に目的地に辿り着いてから。(もしくは無事に帰ったら。)自分達の健康と安全が保障されたうえで全てを楽しむことができるのです。そういった観点からも入念な準備や救急キットの携帯などはとても大事なことです。

 

にわかでもいいじゃない!これから流行るぞオーバーランディング!

海外のオーバーランダー達のように本格的にオフロードを走行し、何日もサバイバル生活をするのはちょっと気が引けますが、そのエッセンスをちょとだけ盛り込んでいつもとは違った旅やキャンプを楽しむのは素晴らしいことだと思います。

 

令和の時代に入り、雑誌やメディアサイトなどが少しずつこの「オーバーランディング」を取り上げるようになってきました。

 

流行に敏感なキャンパーやオフロード愛好家などはすでにチェックし、取り入れ始めています。

 

一般的なキャンプギアと違って、オフロードのカスタムに属するアイテムが多いのでお金がかかりますし、すぐに導入するのはけっこう大変ですが、今回紹介したものをいくつか取り入れるだけでオーバーランディングスタイルを始めることができます。

 

いずれ日本でもこのスタイルのキャンプが広く浸透していくに違いありません。

 

おわりに

オーバーランディングの夜

 

グランピングや車中泊、ブッシュクラフト、ソロキャンプ、グルキャン…。空前のアウトドア・キャンプブームとあって、いろいろなスタイルの楽しみ方が登場しています。

 

オフロード環境が多い海外ではこの「オーバーランディング」がメジャーなスタイルとして確立してきていますが、日本では海外と同じようにはならないでしょう。しかしその「要素」を取り入れていつものオートキャンプや車中泊、日本縦断の旅などと掛け合わせれば、また違った楽しみ方ができるはずです。

 

無限の可能性を秘めたオーバーランディング。

 

おみそはその可能性をこれからも追っていきます。

 

では。

 

 

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