おみそです。
アメ車の魅力って、10人いたら10人全員には伝わらないんですよね…。
そもそも車好きの人って男の人が多いし、更にそこからアメ車限定⇒四駆・SUV・ピックアップトラックカテゴリー…と絞ると、本当に少なくなってしまいます。
そんな少数派のジャンルですが、今日も全力でアメ車の魅力をお伝えしていきます。
さて、今回は「Ram Trucks」の「ラム2500 パワーワゴン」です。
やんちゃ系アメ車の「Ram」ですが、その主要車種はピックアップトラック・商用トラックとなっていて、本格派のオフロードトラックも揃っています。
そのワイルドさ、じっくりとご覧ください。
目次
「Ram Trucks」とは?

写真:Ram Trucks
「Ram Trucks(ラムトラックス)」は以前は「ダッジ・ラム」ブランドで親しまれてきた、トラックとバンをメインにした自動車メーカーです。
以前はクライスラーがダッジブランドで販売していたため「ダッジ・ラム」と呼ばれていましたが、2009年クライスラーの経営不振によりフィアットと提携、ラムがダッジから独立する形で分かれて現在は「フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)」の傘下となっています。(※ダッジもFCAグループです。)
羊の頭のロゴマークを見たことある方もいるでしょう。「これぞアメリカン」というような個性的なブランドイメージと、少し攻撃的なフロントフェイスから日本では「やんちゃ系アメ車」として定着しています。

しかしその中身は目を見張るものがあり、モーター・トレンド誌のトラック・オブ・ザ・イヤーを6度も受賞しているのです。1994年には二代目ダッジ・ラムが、2003年には三代目ダッジ・ラム(ヘビーデューティー)、2010年には四代目ラム・ヘビーデューティー、2013年と2014年には四代目ラム1500、そして2019年には五代目のラム1500が同賞を受賞しており、その実力の高さがうかがえます。
今回はその中でもラム2500「パワーワゴン」に注目します。
ラム2500「パワーワゴン」って?

ラム2500「パワーワゴン」は数字でサイズ分けされたラインナップの中でも真ん中のサイズ、「ラム2500」の上位モデルです。
「パワーワゴン」の前身は1946年にダッジから発売された初の民間用4×4ピックアップトラック「WDXトラック」です。その後「パワーワゴン」と呼ばれるようになり、1946年から1980年の間に製造・販売されていました。

画像:Wikipedia|Dodge Power Wagon
パワーワゴンの名前は2005年にラムブランドから復活し、ラム2500をベースとした車体に5.7リッターHEMIエンジンを搭載、電子デフロック、オフロードタイヤ、12,000LBウインチを装備した完全オフロード向けトラックとして販売され、少しずつ改良と進化を遂げて現在に至ります。
2018年モデルのパワーワゴンには「モハーヴェサンドエディション」という限定パッケージがあり、その性能と見た目はアウトドアやキャンプ好きにはたまらない作りになっています。
「モハーヴェ・サンド」とはアメリカにある「モハーヴェ砂漠」の砂を意味し、砂漠の砂をイメージしたボディカラーになっています。アウトドアやオフロードのイメージにピッタリの色ですね。↓↓↓

写真:Ram Trucks
基本スペック

写真:Ram Trucks
2018年ラム2500パワーワゴン「モハーヴェサンドエディション」の基本スペックは以下の通り。
・タイプ…4×4 クルーキャブ
・全長…6030㎜
・全幅…2009㎜
・全高…1974㎜
・ホイールベース…3782㎜
・エンジン…6.4ℓ V8 HEMIエンジン
・最高出力…410hp/5600rpm
・最大トルク…429lbft/4000rpm
エクステリア
最大の魅力はモハーヴェサンドベージュと呼ばれる、モハーヴェ砂漠の砂をイメージしたボディカラーです。
足回りは黒を基調とし、タイヤも17インチブラックホイールにオールテレインタイヤを標準装備。よりサンドカラーが目立つデザインになっております。

写真:Ram Trucks
荷台側面には「POWER WAGON」と大きくプリントされており、リアにも大きく「RAM」のロゴ。いかにもアメリカって感じの大胆さですよね。これがカッコイイんです!!


写真:Ram Trucks
ラムトラックシリーズの特徴でもある迫力あるフロントグリルは、モデルによって大きな「RAM」の文字をあしらったものか伝統の十字グリルを選ぶことができます。(※パワーワゴンは「RAM」の文字のグリルのみ)

写真:Ram Trucks
他にもフロントバンパーにはWARNの12,000ポンド(5,443kg)容量のウインチや随所にLEDユニットを内蔵するなど、野外でのさまざまな場面を想定した装備が備わっています。


写真:Ram Trucks
インテリア

写真:Ram Trucks
インテリアにも細かいこだわりが見られます。
注目したいのは座席の背もたれ部分から座面にかけて施されたシートデザインです。写真を見ると見慣れない模様が入っていますが、これはグッドイヤータイヤのトレッドパターンがエンボス加工されています。遊び心とワイルドなイメージが伝わりますね。

また、オプションで8.4インチディスプレイつきのUconnectナビゲーションシステムが選択できます。

写真:Ram Trucks
パワートレイン
ラム2500「パワーワゴン」に搭載されている6.4ℓヘビーデューティーV8 HEMIエンジンは、MDS(マルチ・ディスプレイスメント・システム)という気筒休止コントロールシステムが付いているため、出力・燃費の向上に大きく貢献しています。

写真:Ram Trucks
最高出力は410hp/5600rpm、最大トルク429lbft/4000rpmを発揮し、最大16,320ポンド(約7,403kg)を牽引することが可能です。
トランスミッションは6速AT。
オフロード性能を追求したモデル。

すでにご紹介した、随所にみられるオフロードに特化した機能や設備。
電動ウインチ、ゴツいタイヤ、パワフルなエンジン…。
他にも電子制御フロントスタビライザーバー、専用スキッドプレート、Bilsteinショック、フロント・リア電動デフロックなど、悪路走行を想定した装備が満載です。車高も他のラム2500と比べるといくらかリフトアップされています。
ラム1500より一回り大きいラム2500。そこからさらに悪路走破性を高めて作られた本格派オフロードトラックがラム2500「パワーワゴン」なのです。
「パワーワゴン」は日本で買えるのか?
これはちょっと微妙なところです…。
車体があまりにも日本サイズからかけ離れているため、新車を輸入して取り扱っているディーラーがほとんどないのです。
ただ、古いモデルであればそのうち市場に出回ってくるかもしれません。同じクラスのフォード「F250」や「F350」はたまに見かけますがどれも昔のモデルです。ラム2500はフォード以上に日本に入ってきている数が少なく、お目にかかれるのはごく稀です。
本気で欲しい方は、お近くの輸入車取り扱いディーラーに相談してみましょう。
2018年ラム2500「パワーワゴン」の価格は大体700万~800万くらい。わーお!
2019.8.21.追記
ぼく自身、本気でこのパワーワゴンが欲しくなって、各ディーラーに問い合わせてみました。
すると輸入するにあたってちょっとした問題があることが判明しました。
おわりに

写真:Ram Trucks
どうでしょうか?
アメ車好きの皆さん、そうでない皆さん、ラム2500「パワーワゴン モハベサンドエディション」のカッコよさがわかりましたか?
これから夏に向けてキャンプやアウトドアレジャーが盛り上がっていきます。
日本で見かけないような個性的なアメ車に乗って、人とは違う車の楽しみ方を味わってみませんか?
…ってそう簡単にアメ車に乗り換えられたらみんな乗っていますわなw
さぁ、いい車に乗るために明日も頑張って働きましょう~!!!
では。