おみそ(@omiso_han)です。
今回は久しぶりの外アソビです!
職場のジムニー乗り(女子)に誘われて「林道アタック&デイキャンプ」に行ってきました!最近は試験勉強ばかりに気をとられ、遊びらしい遊びをしていなかったのでめちゃくちゃ楽しかったです。
向かったのは千葉県富津市にある林道「金谷元名線」。途中にキャンプができそうな開けた土地があると聞いて、そこを目指していきました。事前に下調べするとなかなか良さそうな雰囲気。これはちょっとした「オーバーランディング気分」が味わえるな…とワクワクしていました。
そして!行ってみると色んな事件?ハプニング?が起こったので、たくさんの写真とともにここにまとめておきたいと思います。
目次
千葉の林道「金谷元名線」とは?
今回行ってきたのは千葉県富津市にある「金谷元名線(かなやもとなせん)」という富津市金谷と鋸山町元名を結ぶ林道です。
この林道はジムニー乗りやライダー達には良く知られている道のようで、程よい未舗装道路がつづくビギナーにもオススメの林道らしいのです。調べてみると結構色んな人が訪れていて、ジムニーやオフロードバイクはもちろん、ランクルやFJ、ラングラーでやってくる人もいます。これはかなり期待できそう。
ぼくも2~3箇所、林道を走ったことがありますが、アメリカみたいにでかいアメ車や四駆がグイグイ走れるような山道はあまりなく、どちらかというと「日本の林道はジムニーで行くもの!」みたいなイメージがあります。確かに日本の林道を走らせたらジムニーに勝るものはないでしょう。しかし、アメ車好きのぼくは「もう少しでかい車でも行ける場所があったらなぁ…」と思うのです。
でも今回はランクルもラングラーも走ってる林道だから大丈夫でしょう!
噂によると昨年の台風の影響で途中から通行止めになっているらしく、本線の半分ほどくらいまでしか行けません。それでも「これはちょっとしたオーバーランディングごっこができるぜ!」と子供のようにはしゃいでしまいました。

こんな写真とか…

あんな写真とか…
超カッコイイ写真が撮れちゃうんじゃない!?「いいね!」がつきまくるんじゃない!?
さてさて、どんな冒険になるのかな…。
出発~なぎさライン~ザ・フィッシュ
おはようございます!
昨日に引き続き関東はいいお天気‼️☀️
さっそく林道アタックに向けて出発です✨🚙#Jeep #grandcherokee #ジムニーしか行けない狭い道は無理 pic.twitter.com/sgULIwDiiW
— おみそ@アメ車ブロガー (@omiso_han) February 11, 2020
朝早くに起きて出発の準備。今回も相棒は2歳の娘。(前回もそうだったな)本当は家族で行く予定でしたが、下の子が風邪を引いてしまい奥さんと二人でお留守番です。奥さんも「せっかくだから二人で行ってきなよ」と快く送り出してくれました。
案内人のジムニー乗りの女子とおちあって、さっそく出発です。
ルートは君津のジョイフル本田をスタートに、なぎさラインを南下、富津金谷IC入口の交差点を右に曲がり脇道の林道に入っていくのですが、そのまえに金谷フェリー乗り場にある「ザ・フィッシュ」によってトイレ休憩。とくに買い物や食事はせず、すぐに林道へと向かいました。

木更津方面からのルートは以下の通り。
・木更津~君津市街(今回はジョイフル本田君津店)をスタート⇒なぎさライン(国道127号線)を南下⇒佐貫、上総湊、竹岡などを通過⇒富津金谷IC入口の交差点を右に曲がる⇒トンネルの手前、左側の脇道に入る
なぎさラインは見どころいっぱい!

道中の「内房なぎさライン(国道127号線)」は海沿いを走る国道なので、途中海が見えたりと走っていて楽しいです。一方で道沿いには閉店後、取り壊されることなく廃墟となった店舗や施設も多く、独特の雰囲気を醸し出しています。ガソリンスタンドやパチンコ屋、食堂だったであろう建物が面影を残したまま廃墟になっています。走っていると「あれ?ここも?」とかなりの数があります。
海沿いの漁村をしばらく走っていると、だんだん綺麗な建物も増えていきます。海沿いの眺めがいい場所に「ラブホか?」と見間違えるような派手で豪華な建物がいくつも出てきます。テレビに良く出るあの有名人のお宅もあります。
美味しい海の幸が食べられるお店もあるので要チェックです。
林道の入り口を見落とさないように!
林道の入り口は「富津金谷IC入口」という交差点を曲がっていくのですが、トイレ休憩した「ザ・フィッシュ」はその先です。林道へ直行する人は「富津金谷IC入口」という交差点を通り過ぎないように注意してください。

「ザ・フィッシュ」のほうから見た交差点の景色。あ、赤いジープが曲がっていった。
交差点を曲がるとぐるっと円を描くように陸橋を登っていきます。するとすぐにトンネルが見えるので、その手前左側に出てくる入口が「金谷元名林道」の入口です。

この左の脇道を見逃すな!
とくに案内板などはないですが、このような小さな看板は立っています。↓↓↓

いざ!「未知の旅へ~~~♪」
あぁ、スミマセン。娘が歌う「アナ雪2」の歌が出てきてしまいました。
金谷元名林道の入口を入ると、意外と普通の舗装された坂道を上がっていきます。確かに両脇には大きな石や崖崩れのあと、枝木が散乱していて、時々「ガコっ」と何かを踏んだように車が揺れます。まぁまぁ道幅も広いのでグラチェロでも車体の取り回しは気になりませんでした。


しかしそんな舗装路も長くは続きません。いつの間にやら舗装路は砂利道に変わり、路面の状態もいい具合に悪くなっていきます。
「ガクンっ、ガコっ、ガコっ」
路面のところどころがえぐれており、車を大きく揺らす高低差ができています。また、台風の影響なのか大きな木が根こそぎ倒れていたり、崖が崩れていたりと車体の下だけでなく両サイドも気を付けなければなりません。


車内では娘がいつもと全然違う乗り心地に、「うぁはは!ひゃひゃひゃ!」と大喜び。車が右へ左へと揺れるたびに二人で「うひゃひゃひゃひゃ!!」と笑っていました。
そしてしばらく走ると急に空が開けて広い場所に出ました。

そう。ここが目的のフィールドです。
開けた土地はオフロードフィールドと化していた。
着いた場所は金谷元名林道を1/3進んだあたりにある広場?荒野?…です。

オフロード好きやキャンプ好きの人はこういった何もない山の中は大好物なのではないでしょうか。ぼくらも着いたとたん車から飛び出し、大地に駆け出していました。
「ヤッホーーーーイ!!誰もいないぜぇえええ!!!貸し切り~~!!!」

見渡すと、ジムニーや四駆、オフロードバイクなどによって開拓された「オフロードコース」が完成していました。適度なぬかるみとデコボコダート…。

「さて、どこにテントを張ろうかな?」
さっそくテントを張る場所を決めて荷物を降ろし始めました。誰もいない野原。適度に草も生えており、「どこにキャンプサイトを作っても画になりそうだなぁ」そんなことを思いながら準備していると…。
さっそくハプニング発生!
どこからともなく車のエンジン音が聞こえてきたのです。
ぼくたちが来た道のほうを見ると、現れたのが一台の軽バンでした。
「お?他にもキャンパーが来たか…。でも軽自動車?」
そして降りてきたのは作業着すがたの一人のおじさん。なんだか手には無線みたいなの持ってるし、どうみても今からキャンプやるような感じではないです。
「君達、キャンプかい?」
「あ…、ここでやっちゃダメですか?」
「いや、いいんだけどね、今からイノシシ狩りをやるんだよ。」
「ええぇぇぇぇぇーーーー!!!?」

なんと、害獣駆除の一環で今からこの一帯のイノシシ狩りするとのことでした。なんとタイミングの悪いこと…。誰もいない広大なフィールドで、思う存分デイキャンプを楽しむ予定だったのですが、イノシシと間違われて銃で撃たれるのは御免です。おじさんは地元の猟友会のリーダーさんだったようで、そうこうしてるうちにさらに数台の車がやってきて「討伐チーム」が集まりました。
「あっちのほうならやっていいよ。何時までいる?イノシシの肉やろうか?」
イノシシ狩りの対象エリア外の場所を教えてくれ、イノシシ肉までご馳走してくれようとした気さくで優しいおじさんでしたが、お気持ちだけいただいて別れました。
「狩り、頑張ってください!」
「おう!悪りぃな!」
イノシシ討伐隊…。本当の山男達の背中はかっちょ良かったです。
絶景ポイントで楽しいデイキャンプ!
おじさんに教えてもらった場所であらためて準備を始めました。視界は開けており、遠くに鋸山が見える絶景ポイントでした。

時々、少し離れたところで「パァーーーーン…」と銃声が聞こえたり、「ブヒヒィィン」と獣の鳴き声が聞こえてきます。流れ弾が当たらないかとヒヤヒヤしながら準備しました。

本当はテントやタープも張りたかったのですが、教えてもらった場所はちょっと狭かったため幕は張らずに焚き火だけ起こすことにしました。少し残念でしたが、逆に車を横付けしてその脇で焚き火をするほうがオーバーランディングっぽい雰囲気だなぁと思うのです。


ただ、風が強かった…。
山の頂上に位置しているためか、とにかくこの日は風が強かったです。おかげで火はよく燃えましたが灰は舞うわイスは飛ぶわで大変でした…。なんとか肉と野菜をバーベキューし、ご飯を炊いてカレーも作りました。あと燻製も。どれもめっちゃ美味しかったけど、あまりにもビュービュー風が吹くので早めに撤収することにしました。

ローストビーフ、旨かったぁ…。
撤収~帰り道
本当はコーヒーでも淹れてゆっくり鋸山の絶景を眺めたかったのですが、周りではまだ銃声が聞こえるし、とにかく風が強いので早めに片付けて撤収です。
帰りは来る時には撮れなかった「オーバーランディングっぽい写真」をイメージしながら、ところどころで撮影しながら帰りました。帰りに「それっぽい」を目指して撮った写真を載せておきます。




でもやはり本場には負けますね。車ももっとオーバーランディング仕様のものがいいし、アングルや撮影機材ももう少しこだわりたいですね。
また行くぞ!
なにはともあれ、なんとか目的の場所まで行って帰ってくることができました。予想外のハプニングも多々ありましたが、あらたな林道と野営地を発見できただけでも良かったです。
富津なら家からもそんなに遠くないし、定期的に通えそう…かな。次は家族でピクニックに来るか、アウトドア仲間とガチキャンしに来ようと思います。
みなさんもちょっとしたアドベンチャー体験ができる林道金谷元名線に行ってみてはいかがでしょう。
落石とイノシシには注意してください。
では。