おみそです。
最近はぼくの周りでもキャンプやアウトドアを楽しむ人が増えていて嬉しい限りです。
おしゃれ雑誌でもキャンプ特集が組まれたりするなど、その人気はとどまることを知りません。
グランピング、キャンピングカー、車中泊…。近年いろいろなキャンプ・アウトドアスタイルが注目されブームを巻き起こしていますが、今後はどんなモノが流行るのでしょうか?
ずばり!「ルーフテント」が流行ります。
日本ではあまり見かけないルーフテントですが、海外では多くのキャンパーが利用しています。ぼくが好きな「オーバーランドスタイル」のキャンプでもルーフテントは欠かせないアイテムです。
今回はそんなルーフテントの魅力をお伝えします。
目次
ルーフテントってどんなもの?
ルーフテント(ルーフトップテント)と言われても日本ではあまり見かけないため、どんなものかイメージが湧きづらいかもしれません。
キャンプ場でみるのはほとんどが地上に設置するテントですが、ルーフテントはその名のとおり車の屋根の上にテントを載せるというカタチです。

写真:CVT
走行時はコンパクトに収納されていて、使用時は簡単なステップでセットアップすることができます。
様々な種類があり、大きさも選べるので自分の車を簡単にキャンピングカーへと変身させることができます。
展開方法はとっても簡単。
ルーフテントには様々なタイプがあり、展開方法・セットアップ方法も異なります。
共通して言えることは「どれも簡単!」にセットできてしまうこと。
地上に張るテントはやることも盛りだくさん。大きな石などを取り除き、地面をならしてから幕を張り、ポールを立てる…ペグを打つ…。
設営の過程を楽しむのもキャンプの醍醐味ですが、慣れていないと30分以上かかってしまう人もいるようです。テントの設営で体力を消耗してしまってはその後が楽しくなりません。

写真:ZIFER JAPAN
しかし、ルーフテントはすでに車上に設置されているので、「あとは開くだけ。」という状態です。
手動で展開するものや自動で展開するものもありますが、どれもほんの数分でセットアップ完了です。
ひとことでルーフテントと言っても様々なカタチの製品があります。
シェル型

写真:ZIFER JAPAN
「貝殻が開くような形」だからシェル型なのかな?
たしかにストッパーを外すと貝殻が開くようにパカッと開きます。一瞬で寝床の出来上がり~。
ガスダンパーにより展開するので、手で軽く押してあげればあとは自動的に開きます。閉じるときもワンタッチで、シェル型は開閉時の手軽さがウリですね。
ただ、空間が三角形になるので、お子さんと一緒に使用すると狭く感じるかもしれません。
タワー型

写真:有限会社ダイキ
居住性を優先するならタワー型がオススメです。
四角い箱のような形になるので、四方にメッシュ窓があれば風通しも抜群です。
お子さんが一緒でもそれほど狭さを感じないでしょう。
展開方法は手動でハンドルを回すもの、ガスダンパーにより展開するものなどがあります。
テント型

写真:CVT
ぼくはこの「テント型」を強くオススメします。
なぜなら展開方法と居住性のバランスがよく、バリエーションアレンジが多彩ということです。
展開方法は製品によって様々ですが、折りたたまれている状態からはしごを引っ張って開くものが主流です。一見重そうですが、女性でも簡単に開くことができます。↓
↑参考映像 Lifestyle Overland 5分16秒くらいから
さらには居住空間も広く、通気性も確保されています。家族4人で眠れる広さも確保できます。

写真:CVT
そして、メーカーにより様々ですがオプション品とあわせることで車上のみならず車の側面にも空間を拡張することが可能です。

写真:CVT
シェル型やタワー型は「靴の置き場」に困り、雨や夜露で靴がぬれてしまう…。とのお悩みの声も聞きますが、テント型ならオプションの幕と合わせれば靴の脱ぎ場を確保することも可能です。
また、この空間を着替えるスペースとして利用したりトイレを置くなど、プライバシー保護の目的で有効活用することもできます。
見た目もアウトドアらしさが出ていて、オーバーランドビークルにもピッタリですね。
ルーフテントのメリット・デメリット。
さて、ルーフテントがどういうものかわかってきましたか?
ここでルーフテントのメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
・設置・展開が簡単。
・場所を選ばない。(天候や地面の状態に関係なく設置できる)
・布団などはそのままで閉じれる。(製品による)
・荷物が少なくなる。(ラゲッジスペースを有効活用できる)
・キャンピングカーよりコスパ良い。
・車中泊より快適。
デメリット
・風の抵抗を受けやすい。(高い位置にある分、抵抗を受けやすくなります)
・冬場は寒さ対策が必要。(ヒーターなどを持ち込む工夫が必要)
・地上テントより高額。
・軽自動車に積めない。(積載量の関係でルーフテントを積めない車もあります)
・重心が上にあるため、走行時はカーブやブレーキに注意しなければならない。
このようにルーフテントにもメリットデメリットはありますが、うまく使えば快適なキャンプになりそうです。
キャンピングカーよりルーフテントをおすすめする理由。

写真:ikamper
最近はキャンピングカーブームで各メディアも関連記事を取り上げていますが、購入するとなるとかなりお高い買い物になります。
中古のキャンピングカーでもそれなりの装備なら150万~300万くらい出さないと買えません。
子どもがいるパパママさんは「キャンピングカーに興味はあるけど購入するのはちょっと…。」とためらう気持ちもわかります。車が大きいぶん駐車スペースにも困るし、ふだんの通勤や買い物には使いにくい。せっかく買ったのにレジャーシーズン以外は乗らないなんてことにも…?
しかし、ルーフテントなら20万~30万くらい。(ルーフキャリアを設置するとなるともう少し高くなります。)
地上に張るテントよりは高額ですが、キャンピングカーに比べたらかわいいものです。
大抵の車に設置できるので、現在乗っている車にも付けられる点が良いですね。
収納しておけば通勤や買い物で乗るときにも気になりませんし、それでも気になるようなら外して保管しておけばいいんです。
ルーフテントはキャンピングカーを買うよりも現実的で実用的な選択肢かもしれません。
まとめ
ルーフテントやオーバーランダースタイルはまだ日本のアウトドアシーンではメジャーではないですが、玄人キャンパーのあいだでじわじわ人気が出てきています。
キャンプ場に行ってもほとんどの人が地上にテントを張ってる中、ルーフテントを載せてたら注目の的まちがいなしです。
少し高い位置から周りのテントを眺めるのも楽しいかもしれませんね。
次のキャンプシーズンに向けて、あなたもルーフテントを試してみては?
では。