おみそです。
雨の日ってなんだか気分もどんよりしちゃいますよね…。
じめじめするし洗濯物乾かないし外で遊べないし車汚れるし…。
でもブログできるけどね!!!
…ってなわけで始めていきます。
最近ハイラックスの復活で注目が集まりだした「ピックアップトラック」。でもピックアップトラックの荷台はお天道様にむかってむき出しのため、雨が降れば当然水浸しになります。せっかくのピックアップトラックの強みでもある「大きな荷台」が雨の日はちょっとしたげんなりポイントになってしまいます。
「ピックアップトラックには憧れるけど荷台が汚れるのは嫌だな…」「荷物が飛ばされたり盗まれたりするのが心配…」など、荷台に関する不安や悩みは多いのではないでしょうか。
そこで今回ご紹介するのが荷台を雨から守ってくれる「トノカバー」。
すでにピックアップトラックに乗っている人や、これから購入を考えている人はこれを見れば「トノカバー」がどんなものかがわかると思います。
これで雨対策は万全です!
目次
トノカバーとは?
「トノカバー」とはピックアップトラックの荷台にかぶせる「蓋」のことです。
「トノカバー(tonneau cover)」
トノー(Tonneau:発音ta’-no)とは、初期の乗用車で後部座席コンポーネントを指す用語であり、これを装備した乗用車のボディスタイルを表した。フランス語で、酒類を入れる大樽、容器、カバーの意味で、初期のトノーの座席が半円形の樽状であったところに由来する。現代ではオープンカーのフロントシート後部エリアやピックアップトラックの荷台部分を指すのにも用いられている。
ピックアップトラックの荷台はむき出しになっているため、何も対策をしていないと雨が降れば濡れてしまいますし、走行中の揺れや風で荷物が飛んでしまうこともあります。車を停めている最中、ちょっと目をはなしたスキに荷物を盗まれる…なんてこともあるかもしれません。
治安の良い日本ではあまり考えにくいですが、これらのリスクに対し何かしらの対策をとっておきたいと思うのは当然のオーナー心理でしょう。
そこで役立つのが「トノカバー」です。
トノカバーと言ってもさまざまな種類の製品が出ていますのでご紹介します。

写真:楽天市場
種類
トノカバーにも素材や構造の違いでさまざまな種類があります。
ハードタイプ

写真:楽天市場
これが最も信頼できるトノカバーと言えるでしょう。
防水性・防犯性ともに高く、上からの重みにもある程度耐えられるので一番使いやすく安心できる「蓋」です。
ただし費用が高くつきます。それなりにしっかりした作りになっているので本体が高額ですし、運搬費も重なればある程度の出費は覚悟しなければなりません。
また蓋が閉まらないと「蓋」の役目になりませんし、走行中に思わぬトラブルを引き起こしてしまうかもしれません。すなわち、積み込む荷物は「蓋がちゃんと閉まる大きさ」でなければならないのです。あまり高さのあるものや大きな荷物は積めませんね。
シャッター型

写真:楽天市場
こちらはその名の通り荷台に「シャッター」をつけたようなタイプです。
ハードタイプよりもすっきりした見た目になりますし、シャッターを半開きにすれば背の高い荷物も積み込むことが可能です。大体は鍵付きになっているので防犯面も心配ありません。場面に応じた使い方ができるのはいいですね。
ただ、ハードタイプより上からの力にはやや弱くなります。
また使い込んでいくとシャッター全体が劣化してくるため、レール部分のすべりが悪くなったりゆがみが生じて開け閉めしづらくなる可能性があります。こまめな掃除とメンテナンスが必要になるのはマイナスポイントでしょうか。
折りたたみ式

写真:楽天市場
ハードタイプ、シャッター式より比較的安価に抑えられるのが「折りたたみ式タイプ」です。
カバー全体が3つ折り(または4つ折り)になるのでシャッター式のように荷物の量と形状に応じた使い方ができます。取り付けも簡単なものが多く、ネジで固定するだけで穴あけなどの大掛かりな作業は必要ありません。
折りたたみ式のトノカバーはいろいろなメーカーから発売されています。ハードトップとソフトトップのものがありますが、ソフトトップカバーですとさらに値段を抑えることができます。
ロール型

写真:flex dream
くるくる丸めて収納できるのがこの「ロール型タイプ」です。
他のタイプのトノカバーに比べると防水面や防犯面には若干の不安が残りますが、お手頃価格でなんの工事も必要なく装着できますから、一番導入しやすいタイプですね。
ちょっとぐらいの雨ならば充分にしのげるでしょう。
トヨタハイラックスの純正オプションとしても設定されています。↓↓↓


画像:トヨタ|ハイラックス
目的に合ったタイプを選びましょう。
トノカバーも車のオプションパーツとしてはそれなりの値段がするものです。
買ったあとに後悔しないよう、使用する目的に合ったタイプのカバーを選ぶことが大事です。
雨対策
雨の多い日本では一番気になる問題ですよね。
雨対策としてトノカバーを選ぶなら「ハードタイプ」が良いでしょう。他のタイプに比べ密閉度も高く、雨水の浸入もほとんどありません。
「折りたたみ型タイプ」や「ロール型タイプ」も防水性は高いですが、劣化が進むとちょっとした破損箇所から浸水したりしますし、「シャッター式」は製品によっては荷台の縁から一段低くなるものもあるので、雨水が溜まり浸水につながりやすくなります。
もちろんどのタイプも排水ドレンや二重構造など浸水対策はされておりますが、構造の違いで多少の差は出てきます。
収納力・機能性
収納力や機能性を重視するのであれば、「シャッター式」「折りたたみ式」「ロール式」がオススメです。
シャッター式や折りたたみ式は半開き状態で使用することも可能ですので、少し高さのある荷物を積むときもカバーの一部を開けた状態で積み込むことができます。
ロール式も同じように使うことができますが、開き方によっては風でカバーそのものが飛ばされてしまう可能性があるので注意が必要です。
盗難防止
これはやはり「ハードタイプ」が一番信頼できるでしょう。
ただ、どのタイプもほとんどの製品が「鍵付き」もしくはリアゲートを開けないとカバーも開けられない構造になっているため、バールなどで破壊されない限りは盗まれる心配はありません。
そもそも貴重品や高価な荷物はなるべく荷台に乗せず、車内で保管するほうが確実でしょう。
レジャー
こちらはちょっとした番外編になりますが、海外の製品にはかなりの耐久性を持ったトノカバーがあります。


縞鋼板のようなアルミ合金プレートのトノカバーで、カバーの上に更に荷物や自転車、バギーといったレジャーアイテムを載せることができます。(※下記動画参照)
これはアメリカの「Diamond Back」という製品ですが、これだけでも一気にワイルドな見た目になりますし、アウトドアやレジャースポーツを楽しむ人にとってはとっておきのトラックアイテムになるのではないでしょうか。
オーバーランディングビークルのカスタムパーツとしても使われているようです。
ピックアップトラック大国であるアメリカにはこういったさまざまな種類のトノカバーが揃っており、より幅広い荷台の使い方ができるようになっています。さすがアメリカです。
自動車メーカー別トノカバー
さて、ここからは車種ごとに合うトノカバーをご紹介します。
ピックアップトラックに馴染みのない日本では「トノカバー」の製品そのものの数が少ないのですが、自動車メーカーごとに合う製品が販売されています。
ハイラックス
新型ハイラックスの人気は高まっており、純正パーツやカスタムパーツも豊富に揃っています。
ハイラックス用のトノカバーも多く出ています。
ハードタイプ
折りたたみ式
米国トヨタ
米国トヨタのタンドラ・タコマに合うトノカバーはこちら。
折りたたみ式
ロール式
フォード
フォード「F-150」「F-250」「F-350」などに合うものです。
輸入品が多いので詳細は販売元に確認するのが良いでしょう。
ハードタイプ
ラムトラックス
ダッジ時代から最近のラムトラックスまでに合うトノカバーです。
折りたたみ式
他にもある荷台のカバー。
ご紹介してきたトノカバー以外にも荷台を雨風から守るアイテムは他にもあります。
それが「シェル」「シェルトップ」「キャノピー」などと呼ばれるものです。

写真:オートックワン
ピックアップトラックの荷台に屋根を増設するようなかたちで、まるでSUVやクロカンに近い見た目になります。(※SUVの始まりはピックアップトラックの荷台に屋根をつけたものがベースとなっています。)
トノカバーよりも空間に余裕を持たせることができ、SUVや一般車のようなラゲッジスペースの使い方ができるのがいいですね。
おわりに
まだまだ日本には馴染みのないピックアップトラック。
街角で見かけると注目してしまうくらい一般世間では「珍しい車」です。
そんなピックアップトラックの荷台を雨風、盗難などから守るにはトノカバーを着けるのが得策でしょう。ただし、トノカバーも完璧なものではないので多少の浸水はあるでしょうし、こじ開けられれば盗難も仕方ありません…。
また、日本で購入できる製品には輸入品なども多く、不良品や不具合などの対応に心配が残ります。価格も決して安いものではないため、購入の際には取扱店と充分やり取りをして満足いく製品を買うことをオススメします。
あなたの愛車に合ったトノカバーを選ぶことで、素敵なピックアップトラックライフを楽しんでください。
では。