両親が元気なうちに家族で「我が家の介護問題」について話し合いをしましょう。

介護

おみそです。

 

ぼくは現役の介護士です。特別養護老人ホームでおじいちゃんおばあちゃんの生活のお手伝いをしています。

 

また、ぼくの母親は地元でケアマネージャーの仕事をしています。そんな環境もあって、常日頃から介護に関することを話したり考えたりしています。

 

ある日、何気なく読んでいた記事で介護の話が出てきており、世間的にもいよいよ(以前よりももっと)介護の問題や超高齢化社会への不安が高まってきているな…と感じました。

 

その記事を読む中でもぼくなりにいろいろ思うことや考えることがあったのでここに記しておこうと思います。

 

親の介護に直面している方はもちろん、これからいずれ介護に直面するであろう方、介護される側になる先輩方にも読んでいただきたいと思います。

 

いずれくる我が家の介護問題。

「介護」。それはだれにでもいつかは訪れる、意外と身近な問題です。

 

ぼくは今30代半ばですが、まだ両親は元気で仕事もしています。ですがそれがいつまで続くかわからないですし、おそらくそう長くは続かないでしょう。

 

すでに介護の問題に直面している世の中の先輩方の話を聞くと、本当にさまざまな問題があることがわかります。仕事と家事、加えて親の介護…。とてもじゃないけど体と気持ちが持たない。介護サービスを複数使うことでかなりの経済的負担になる。認知症の親に悩まされる人も多い…。

 

これだけ介護サービスや施設が多くなり、介護保険制度についての関心が高まる現代でも、いざ自分達が親の介護に直面すると不安や戸惑い、混乱が生じるものです。

 

しかし、もっと前から親も子もお互いに歩み寄って「我が家の介護問題」について話し合っておくことでその混乱は軽減するのではないでしょうか?

 

親も子も勇気を持って「我が家の将来」について話し合おう。

まだ元気な親に介護の話をするのは子供として心苦しい部分もあります。「介護のことなんだけど…」と口に出すのもためらってしまうでしょう。親としても「自分はまだ現役だ!」と思う中、子供からそんな心配をされては嫌な気持ちになるかもしれません。

 

しかし介護の問題は突然やってきます。もしくは「知らないうちに忍び寄っている」かもしれません。認知症は突然なるものもありますが、大体は物忘れなどから段階的に発症していきます。

 

気付いたらボケていた。気付いたら介護が必要になっていた。…では遅いのです。

 

両親がまだ元気で話せるうちから「我が家の将来」について話し合うのは、子にとっても親にとっても十分意味あることなのではないでしょうか。

 

読んでいた記事でも「もっと早くから話し合っておけばよかった…」というような声が多くありました。

 

ぼくの家は親がケアマネージャーをしていますし、ぼくも介護士なので「要介護になったらどうしたい?」と聞いています。なるべく家で見て欲しいのか、施設入所したほうがいいのか、入所するならどうゆう施設がいいのか…など。そしてどんなふうにして残りの余生を暮らしたいか…です。

 

お互い話しているとなんだか寂しい気持ちになることもありますが、今のうちからある程度の「本人達の望み」を知っておくことで、いざそうなったときの判断材料にもなります。

 

我が家の将来、自分達の介護問題から目を背けず、家族で話し合うことはとても素晴らしいことだと思います。

 

自分の親だけでなく「妻の両親」もいる。

そうなんです。

 

これを読んでいる方の多くは「家庭持ち」ではないでしょうか。

 

すると介護の問題は「自分の親」だけでなく、「相手の親(義父・義母)」のことも考えなければならないのです。もちろん相手(妻・夫)に兄弟や親戚がたくさんいれば、協力してくれる人数も多くなるかもしれませんが、一人っ子だったり親戚と疎遠だったりすれば一人で抱える問題の量が増えてしまいます。

 

つまり、相手の両親の介護のことも今のうちから考え、相談しておく必要があるのです。

 

近代化とともにヒトの平均寿命も延びてきています。ということは変な言い方をすると自分と相手、お互いの両親が4人とも生き残る可能性が年々高くなっているのです。

 

あまりおおごとにし過ぎると失礼になってしまうかもしれませんが、相手の両親、兄弟、親戚含め、話し合っておくことも必要なのではないでしょうか。

 

「今話す」それが本当の親孝行だと思う。

読んでいる記事にこんなコメントがありました。

 

「親の介護は辛いけど、親孝行だと思って頑張りました。」

 

確かに辛く大変な親の介護は「親孝行」と思って乗り切るしかないかも知れません。しかし、もっと早くから話し合っておいたり準備しておけばそこまで辛く大変な介護にならなかったかもしれません。

 

親の介護は、何の準備・覚悟もなしに直面すると混乱します。「自分の親がこうなるなんて…」と受け入れられない現実を受け入れることから始まります。受け入れた後も介護度の認定申請、入所の手続き、お金の準備…などやることはたくさんあります。施設への入所ではなく、在宅で面倒を見るとなると身体的・精神的負担はさらに増えます。

 

これがもう少し準備を進めて、介護に直面する覚悟が持てていれば「大変さ」は軽減していたかもしれないのです。

 

介護の大変な面が増大し続けると、介護自殺や悲惨な事件に繋がってしまいます。

 

そうならないためにも「今から」お互いに覚悟を決めて話し合うことで将来の見通しがつき、不安も少しずつ和らいでいくでしょう。

 

「今話す」これが本当の意味での親孝行になるのではないでしょうか。

 

おわりに

他にもいろいろ思うことや考えることがあったのですが、うまく言葉にできずスミマセン。

 

自分も普段から認知症や重度の介護度のお年寄りを見ているので、自宅で面倒を見る(しかも自分の両親だったら)ということを想像すると大変だということがよくわかります。

 

それでもお年寄りはみなさん今を生きていますし、みなさんが「誰かの親」なんです。

 

そうゆうことを考えると介護という問題を「遠い先のこと」と思わず、明日からでも家族で話し合い、気軽に将来のことを言い合える家族関係の構築が大切だと思いました。

 

ぼくの両親もいずれ介護を必要とする年齢になるでしょう。そしてぼくもいつかは老います。

 

どちらにしても「いずれわが身」と思って、真正面から向き合っていきましょう。

 

老いる前に好きなアメ車に乗るぜ!!(やっぱりそこはアメ車なのね…)

 

また介護のこと書きますね。

 

では。

 

 

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